毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

主体的自己

人はいかようにも孤独である。その事実を知る事で人生は始まる。

人間社会というのは、なかなか上手く回らないところがあります。どの国も、どの社会も、どの会社も、どの組織も、人がいっぱいいて、そして、何か上手くいっていない。人が集まるといかようにもそのようになります。 皆が同時に幸せになる事は難しいし、皆が…

自分と向き合い、主体的な自己を育てる。

自分と向き合い、自分としっかり話をする。これって、意外と簡単ではないと思います。ですが、凄く大事な事だと思います。 どのように生きていいか分からず、なかなか自分がどうしたいかも捉えきれず、そして、周りに流されて生きてしまいがちなこの世の中。…

自分の内面の世界を豊かにする。

自分の中の内面の世界を豊かにしていく事は、人間にとって大事な事の1つだと思います。 人は生まれて間もない時、内面の世界はそれほど形成されていません。むしろ生まれて間もない時は外側の世界を吸収する事の方が多いです。そして、外側の世界を吸収しな…

人は「関わる」という事が大切な生き物。諸法無我。

人は「関わる」という事が大切な生き物。仏教でも、諸法無我と言って、この世のものに永久不滅な本質というものは無いという事を言っています。そして、あるのは、因縁だけ。関係性だけ。ありとあらゆるものにはその本質は無くて、あるのは関係性だけだとい…

自分の人生は自分の物語。

自分の人生をより自分の人生にしていく。おそらくそういう時代だと思います。自分の人生というものがこの時代、例えば21世紀という現代では、とても重要な事だと思います。 物語みたいな意味でも、自分の人生を自分の物語にしていく。そういう言い方も出来…

自律性を維持して生きていく。

いかに自分自身の自律性を維持するかという事は、人間にとって非常に重要な事なのですが、もちろんそれは簡単な事ではありません。完全に自律的に生きる事は出来ませんから、それなりに他人や社会に頼らなければ生きていけませんし、かと言って、他人や社会…

自分自身の真の欲望に基づいて自律性を維持する。

人間や人間社会は欲望機械によって理解されるわけですが、例えば、何故人間は自分の真の欲望に基づいていないといけないのか。この事について考えてみます。 人間には、ハイデッカーの言うように、この世界に、完全な受け身の状態で放り出されるところから生…

小さく自己決定する。

自己決定は大事。自分で決めるという事です。 それは、どんな小さなことでもいいと思います。ちょっとした事でいいから小っちゃく決めるという事が、後々大きな決定につながる。そういうものだと思います。 逆に言えば、自分で何も決めないというのも、良く…

人間は自立する生き物。内省・主体的自己・自由・独り

人間とは自立する生き物。他の動物と比べると、自立している生き物。言いたい事はそういう事です。別に完全に自立するべきとか、自立していない人間は人間ではないとか、そういう事を言いたいわけではありません。 生き物とは、基本的に、反応する生き物と言…

人はレスポンシビリティを求め、求められる。

レスポンシビリティ。通常使われる意味は置いておいて、レスポンシビリティとは、レスポンス・アビリティ。反応の能力の事。人は社会の中で、反応の能力を人に求め、人から求められる。そのように感じます。 人は子供の事から、このレスポンシビリティがある…

「集中する」事は大事。今であれ、自分であれ、他者であれ、対象を集中して認識する。

色んな事に無意識に散漫になりやすい生き物としての人間は、「集中する」という事が大事なように思います。意識を何かに集中するとか、注意を何かに向けるとか、そういう事はエネルギーがかかる事なのですが、そういった事が、生きていく中では大切なように…

人間はそもそも無我。自己同一性・物語・主体的自己

最近、あらためて、仏教用語の「無我」という言葉の説明を聞いて、凄く納得しました。 「無我」をインターネットで調べると、ウィキペディアには、「あらゆる事物は現象として生成しているだけであり、それ自体を根拠づける不変的な本質は存在しない」と書い…

感じる自分が中心。身体や言葉へのアプローチとフィードバック。

いつだって人は「感じる」が中心だと思っています。何をしていても、何を考えていても、感じる事が無ければ生きているという感じがしません。 感じるのは自分自身なわけですが、自分の身体もいつだって、「感じる」を通じて何かを伝えてくれます。自分自身は…

人は感じる主体。身体へのアプローチと身体からのフィードバックによる「感じる」循環。

朝から落ち着かない。頭の中が仕事の事や色んな事でうるさい。 なんて事はよくあると思います。そういう時は、深呼吸をして呼吸瞑想をすると良いというのはよく聞きますが、実際そういう事をすると効果があります。 たいていそういう時は、身体が不快だった…

自分の中に2人の自分がいるという事について考える。身体の状態が大事。

自分の中に、自分ともう一人の自分がいる。というような事はよく聞きます。色んな本を読んでいても、色んな人の話を聞いていても、そのように言っています。自分も確かにそうだなと感じます。 人は、その意味では2人から成るのかというと、それだけでもなく…

人生を変えたい、という事について考える。関わり・自分・感じる主体

人生を変えたい、というのは、人がよく考える事だと思います。私もよく考えます。いかに、自分の人生を、ある方向に方向づけていったらよいか。 「人生を変える」という時、たいてい、世の中との関わりの中での事、実社会の中でどう生きるか、仕事をどうして…

人は何故他人と関わろうとするのか。人間は「感じる」主体という観点から考える。

人は、何故、他人や世の中を関わろうとするのだろうか。人は世の中で生きていて、それは言うまでもない事ではあるのですが、実際世の中には、外向的に積極的に世の中や人々と関わろうとしている人もいれば、また、自分独りで穏やかに楽しく過ごす時間を多く…

人は新しさを求めている。退屈、進化、習慣について。

周りの事ばかり見ていると、また、インターネットで情報ばかり見ていると、自分の足りていないものが無意識に気になってしまうという事ってあると思います。そして、そのままにしていると、あれもこれも、になり過ぎて、頭がいっぱいになって落ち着かない生…

マルチな自分を何度も取り込んで乗り越えて生きていく。人生のレーンは変更可能。

人は、1個の主体的な自分から成り立っているようで意外とそうではなく、色んな自分が自分の中にあって、そのマルチな自分が、色んな事を考えて、色んな方向に行こうとして、そして、ある時自分の中で、また別の、自分を観る自分がそれらに整合性をつけて、…

意識について考える。意識は世界が身体を通して生み出したもの。

よく、自分が見ている世界について、自分の内的な精神的な世界と外側の物理的・物質的な世界に分けて考える事があると思います。 今回は、自分は意識であるという観点から、見方を変えて、内的な世界も外的な世界も区別なく、自分と思っている主体を取り囲む…

マインドフルネスとは。自分の中に「心の眼差し」を持つ。

人の性質上、大きな困った事のひとつは、自分の勝手な自動予測によって不安な未来を想像してつらくなったり、うんざりして重苦しい気分になったりする事だと思います。 この自動予測による不安な未来の問題は主に2つあって、1つは、全然当てにならない、つ…

自分の中のデュアリズム。主体的自己を育てる。そして、量子論。

人間は本来、独りではとても不安定な生き物だと思います。子供だろうが、大人だろうが、基本的には、そのままでは自分を保つことは困難です。独りでいるのはつらいし、寂しいから、誰かに頼りたいし、甘えたい。それは人間として普通だと思います。 人間が子…

自分をホッとさせてくれる自分時間を作る。暮らしの中の思索する・想像する・動く・話す

仕事や家事や、色んな事で忙しくなりがちな日常。ある意味、つながりやすく、つながり過ぎる現代。なので、時には、もしくは、1日のうちに、自分をホッとさせてくれる「自分時間」を作る事が大切かなと思います。 私が習慣としてやっているジュリア・キャメ…

日常の中で変容し、疲労し続ける脳と身体。メタ認知・習慣・休息

人は、毎日の日常の中で、変容し続けています。毎日の、自分を取り囲む環境からの影響によって、常に変化を受けていて、ある意味、常に学習を行っていて、変容し続けています。脳や身体は、フレキシブルに、そして、アダプタブルに出来ていて、常に、周りの…

人間は主観的な生き物なんだから、評価や比較ではないより良い世界を生きる。

この世界の中で生きていると、会社でも、社会でも、この世界全体でも、それらの影響を受けながら生きていると感じます。会社も、ある組織の構造になっていて、サル社会に見られるようなヒエラルキーの構造になっています。それは、会社としての機能を発揮し…

人は「物語」を作り、理解し、生き、そして、ともに生きる。

物語は、人が生きていく上で欠かせないものだと思います。物語は、言葉を重ねて作られるものですが、物語が無ければ人は生きるのが難しくなります。 物語は、自分のアイデンティティを作る側面があります。自分が自分というものを支える時、自分の過去から今…

ウェルビーイングの実現に関して「自分」という実体から考える。主観的世界や自己意識。

ウェルビーイング(Well-being)に関して、「自分」がどのようにウェルビーイングを実践して実現していくのかという事について、「自分」という実体から考えていきたいと思います。 実体と言うと分かりにくいですが、ここでは、自分という実体を自己意識とし…

不足・欠乏がつらさを生む。自分・時間について。

憂鬱感や不安感などのつらさは、生きていく上で本当に面倒で不快ですが、それは、自分が感じている「不足感」とか「欠乏感」が原因なのではないかと思っています。いつも時間がないとか、いつもお金が足りないとか、とにかく、生きていると色んな事に追い込…

幸せに生きる為のウェルビーイング。何者かになろうとせず、今ここを大切に生きる。

幸せに生きると言っても、人によって色々と生き方が違って、また、幸せ自体も色んな種類があるし、人によって幸せの感じ方も違うから、一概にこう生きるべきというのはないというのはあるのですが、現代のように、インターネットが発展して、世界中の情報が…

ウェルビーイング(Well-being)を目標にして、習慣化により主体的自己を育てる。

最近、ウェルビーイング(Well-being)を中心として、毎日の習慣に取り組んでいるのですが、私自身が今考えている考え方を整理しておこうと思います。 ウェルビーイングを中心とする生き方と言い換えても良いように思うのですが、それを目的、目標にして生き…