毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

幸せに生きる為のウェルビーイング。何者かになろうとせず、今ここを大切に生きる。

幸せに生きると言っても、人によって色々と生き方が違って、また、幸せ自体も色んな種類があるし、人によって幸せの感じ方も違うから、一概にこう生きるべきというのはないというのはあるのですが、現代のように、インターネットが発展して、世界中の情報がランダムに入ってきて情報に振り回されやすい時代にあっては、やっぱり幸せに生きるにはどうしたらよいのだろうかと自分で考える事は大事かなと思っています。

 

ひとつに、本当に世の中は社会化が進んでいて、自分で生きていく事を決めるのも大変ですし、上に言ったようにインターネットなどランダムな情報が多いですから、とにかく、自分自身の主体的な自己を形成させることが難しいと感じます。とは言え、昔の方が良かったというわけではないので、悪くなったとかそういう意味ではなく、現状からして、難しい時代になったという事です。主体的自己という意味で、自分を大事にするという事が出発点としてとても大事だと感じるのですが、どうしても、今の社会で生きていこうとすると、何者かならなければならないという観念に強く動機づけられてしまいます。実際、今自分がいる社会的な位置はそのように何者かなろうとした結果とも言えるので、それがいけないとまでは言えませんが、何者かにならなければならないという強すぎる観念は、主体的に自己の形成が安定化せず、いつまでたっても不安定なままで苦しいはずです。なので、自分という主体的自己を安定にさせる為には、自分を大事にする事が大切で、自分を大切にするのは他の誰でもない、まずは自分が自分を大切にするという事が大事だと思います。

 

何者かにならなければならないという観念が強すぎると、自分以外の何者かにならないといけなくなって、自分という主体的自己が不安定になります。その状態は自分にとって苦しいですから、自分以外の誰かに助けてもらいたかったり、社会にどうにかしてもらいたかったりするわけですが、そういう状況は感情や気分に振り回されるという形で表れて、言語化されて認識できる形ではないですから、とにかく感情的につらく苦しい状態になるだけです。

 

だから、どのような状況であっても、自分が自分を大事にしてあげる、自分が自分を愛でる、育てる、という事が基礎であり、出発点になるのではないかと思っています。自分が何を思っているのか、考えているのか、大事にしているのか、つらいと感じているのか、自分の事を自分自身でよく知って、受け止めて、自己理解を高めていくという事だと思います。そして、自分にとっての快適さとか心地良さとか、好きなものは何かとか、自分の身体の状態とか、そういう事を大切にしていく事が大事なように思います。

 

そして、実践としては、やはり、「今ここ」を生きるという事だと思います。まだ来ぬ遠い未来の事に囚われて不安になったり、これまでの事に引っ張られてネガティブなバイアスに引っ張られ過ぎたりせず、今の自分をよく見て、今いる場所でゆっくりやっていく意識が大切だと思います。基本的には、生きるとは「今ここ」の連続ですから、「今ここ」をないがしろにすると、その先もないがしろのままです。なので、どんな時も「今ここ」を大切にする事が大事だと思います。そして、「今ここ」を大切にする生き方とは結局、ウェルビーイングを大事にする生き方だと思います。

 

幸せに生きるというのは、繰り返しですが、人によって全然違うので、皆同じ方法で幸せに生きていくというのはないと思います。でも、私が思うのは、どんなに社会に圧倒されそうになっても、何者かになろうとする前に自分を自分で大切にする事が大事で、「今ここ」を大切にする事が基礎的な事だと思っています。そうして生きていく事がウェルビーイングの向上につながって、幸せに生きていけるのではないかと思っています。自分はそう生きていこうと思っています。