毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人は「関わる」という事が大切な生き物。諸法無我。

人は「関わる」という事が大切な生き物。仏教でも、諸法無我と言って、この世のものに永久不滅な本質というものは無いという事を言っています。そして、あるのは、因縁だけ。関係性だけ。ありとあらゆるものにはその本質は無くて、あるのは関係性だけだという事。だから、漏れなく人も関わるという事が大切という事。

 

もちろん、人が関わるのは、人。人との関わりの中で様々な事を学び、それによって自分自身を形成します。言葉も覚えます。また、人間関係の中で生き、話したり、仲良くしたりします。結局人は何をしているかというと、人とおしゃべりをして、人と仲良くしているわけです。それがやっている事の大半であり、それだけで十分です。それくらい、人は人との関わりの中を生きています。

 

関わりとは、人とだけではありません。あらゆるものとの関わりも関わりのうちです。インターネットと関わるのもそのうちです。インターネットを見て色んな情報を受け取ったり、逆に自分の情報を提供したりすることだってそうです。ありとあらゆるものとの関係ですから、スマホもそうだし、車もそうだし、家もそうです。食べ物との関係も、テレビとの関係も、どれも関係性のうちです。外の植物など自然もそうです。もちろん、動物との関わりもそうです。とにかく、目の前に広がる色んなものとの関わりの中で人は生きていて、それだけで十分な活動になります。

 

人との関わりの話をしましたが、自分との関わりも関わりのうちです。自分自身は、人との関わりによって学習され形成されていきますが、それと同時に、形成してきた主体としての自分自身との関わりも、さらなる関わりです。自分と向き合い、自分が感じている事や考えている事を理解するという事です。自分との関わりは、自分との対話であり、その事によってさらに自分を育てていきます。1日の大半は、自分との関わりの為に使います。むしろ、自分との関わりが自分の基盤となっていきます。

 

自分はある意味主体としての自分ですが、一方で、自分は常に客観的に向き合う自分でもあります。自分をこそ、関わりの対象として生きていくわけです。

 

そのようにして、自分との関わりをベースにしながら、自分以外の他の人とも関わり、そして、ありとあらゆるものとの関わりも大切にしていきます。人間とはそういう生き物です。それが諸法無我としての人間であり、自分に過剰にこだわる事なく、関わりの中で自分や他人、あらゆるものと関わっていくのです。