人は、変わりたいとか変えたいとか、そういう欲求を持っています。日常に退屈してくると、現状維持ではつまらないから、何か変化が欲しいんです。
変化したいわけですが、厳密に考えると、新しい体験をしたいと思っているわけです。さらに言うと、新しい感情の体験をしたいわけです。
基本的に、人間は感情の体験の中を生きているわけですから、これまでに経験した事のない感情を体験したいという事です。
もちろん、人はネガティブな感情ではなく、ポジティブな感情が好きなわけで、新しいポジティブな感情を体験したいわけです。これまで経験した事の無い、新しいポジティブな感情です。
ポジティブな感情と言っても、色んな感情があるわけです。すでに、体験した事のなる、ポジティブな感情はたくさんあります。でも、感情は複雑ですから、体験した事のない、知らない感情もたくさんあるはずです。
まだ知らない感情を体験したいわけです。
良くない事に、人はいつも同じ事を思い出しては、同じような感情を体験しています。ポジティブな感情なら良いですが、ネガティブな感情を思い出しては体験しているわけです。
このようなネガティブな感情の体験を毎日のようにやっていると、それだけで憂鬱にになって、気持ちも辛くなってきます。退屈にもなって、日常に飽きてくるわけです。
ですから、ただ散漫に過ごして、勝手に湧いてくるネガティブな記憶と、それに伴うネガティブな感情、そして、いつものネガティブな感情、その日常を何とかしたいわけです。
変わりたいわけです。変えたいわけです。
それで、新しい感情を体験したいんです。ポジティブで、新しい感情の体験です。
ある意味新しい刺激に求めているようなものです。今までには無い刺激、それが、新しい感情の体験という事です。
そのように思うのは、きっと自分自身が現状に飽きて、良い意味でも、今の人生を、また、今のライフスタイルを変える時が来たという事です。
自分が変わっていくチャンスなんです。今すぐ変われなくても、準備はできるんです。きっと自分は何かを望んでいますから、そういった事をちゃんと自分に聞いてあげるんです。
変化する余力もきっと出てきたんです。新しい感情の体験を求めているわけですから、何か力が蓄えられてきたんです。力がたまってきたんです。
ですから、自分に新しい事を体験させ、新しい感情の体験させてあげるんです。自分はそれを求めています。新しいポジティブな感情の体験を求めているんです。