人が幸せを感じて生きる為には、ポジティブな感情を体験する事が重要です。ポジティブな感情の体験こそが、幸せの中核をなすという事です。
そのように、幸せというものについて考えてみると、自分はそれなりにポジティブな感情を感じているわけだから、自分は幸せではある、と考えられそうです。
確かに、日々、ちょっとした事で、ポジティブな感情は感じてはいるわけだから、そう言えます。
そのように考えると、いかに、日々、ポジティブな感情を体験するように過ごすか、その事が幸せを感じる為には重要であるわけです。
そうすると、自分がどのような事にポジティブな感情を感じているのか、どのような種類のポジティブな感情を体験しているのか、そういった事が分かれば、日々自分自身にポジティブな感情を体験できるように行動させてあげる事が出来るわけです。
一方で、人間はネガティブな感情も感じますから、いつも、この感情に支配されていると、幸せには感じられません。
たとえ、ポジティブな感情を日々感じていたとしても、ネガティブな感情を頻繁に体験していたら、そちらの方に囚われて、ポジティブな感情の体験に全然気が付かないし、覚えてもいないわけです。
そのように日々を体験していると、それは幸せを感じているとは言えないわけです。
ただ、ネガティブな感情を完全に無いものにする事は難しいですから、それはそれとして、むしろ意識をする事は、ポジティブな感情をちゃんと気付いて、認識して、知るという事です。
強度の高いポジティブな感情は、頻繁に無いかもしれませんが、些細な事は意外とあります。そして、ちょっとしたポジティブな事でも十分幸せだと感じられます。
幸せにとっては、ポジティブな感情の大きさは関係ないんです。
さらに言えば、強すぎるポジティブな感情が良いとも言えず、あまりに強いと、それに頼り過ぎて、あるいは、それに依存し過ぎて、分かりやすいポジティブな感情の体験が無いと、かえって、不幸せな気持ちになってしまいます。
ですから、そうではなくて、小さなポジティブな感情をちゃんと体験する事が大切であるわけです。そして、ポジティブな感情の種類もたくさんあります。まだ知らない、そして、まだ認識できていないポジティブ感情もたくさんあります。
そのようなポジティブな感情の体験にちゃんと気付いて、よく知って、自分自身に学習させるんです。意識的に、ポジティブな感情をちゃんと体験する事を、習慣にするんです。