ネガティブな感情はよく気付きます。気付こうとしなくても気付きます。人間にはネガティブバイアスがありますから、ポジティブな感情よりもネガティブな感情に気付くようになっています。
ネガティブな感情に反応する事は、人間が生存していく上で重要とされています。危険や危機を回避する為に、何かあれば身体がネガティブな感情を発して、自分自身にサインとして訴えるわけです。
確かに、それで役に立つ事はあると思います。危険を回避できますから。
ですが、ネガティブな感情に気付いて反応して、それを避ける事ばかりやっていたら、それが習慣になって、それが人生になってしまいます。
ネガティブな事に反応し、ネガティブな事に適応した人生は、確かに生存には役に立つのかもしれませんが、幸せとは関係ないように思います。
ネガティブな感情には気づいて反応はしますが、ポジティブな感情には気づきもせず、反応もしないのでは、幸せにはなれません。
ネガティブな事には、特に意識的にならなくても、容易に気付いて反応するわけですから、意識すべき事は、ポジティブな感情に気付くという事です。
主観的なウェルビーイングを満たす要素の1つに、「ポジティブな感情」というものがあるわけですから、幸せになりたいのであれば、ポジティブな感情に気付いた方が良いわけです。
ただでさえ、ネガティブな感情に無意識に毎日のように反応して適応して生活しているわけですから、その習慣を書き換える勢いで、ポジティブな感情に意識的になるべきです。
毎日、意識的に、そして、積極的に、ポジティブな感情に気付くようにするんです。それを習慣にするんです。
そして、自分がどんなことにポジティブな感情を感じるのか、よく知る事です。よく知れば、また、それが起こるようにすればいいんです。
小さなポジティブな事でいいんです。むしろ、小さな事でもちゃんと気付くようにするんです。小さなネガティブな事には容易に気付くわけですから、小さなポジティブな事にもちゃんと気付くようにするんです。
きっと、それが習慣化すれば、毎日のようにポジティブな事は起こっていて、ポジティブな感情が湧いている事に気付きます。
そして、ポジティブな事を知れば、きっと毎日のように、ポジティブな事を起こるように振る舞うようになります。
ですから、ネガティブな感情に適応する人生を歩むのではなく、ポジティブな感情に積極的に気付く習慣を作るんです。そして、ポジティブで幸せな人生にするんです。