毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分を変えたい。神経の記憶のメカニズムから新しい習慣を作る。

今までの自分を変えたい、新しい自分に変わりたい。そういうことをよく思いませんか。もっと成長したいとか、人生をより良くしたい。でも、なかなか変わらない。一体どうやったら変われるんだろう。。。

意志の力で何とかしようとか、気持ちを切り替えて思い切って何か新しいことを始めるとか、頭で何とかしようとしても、なかなか変われないものです。

 

人間とは、習慣や経験で自分を作っていく生き物です。そして、人間は、細胞から構成された動物であることを忘れていけません。最近、脳科学が発展して、脳の事がかなり明らかになりました。そして、神経細胞の記憶のメカニズムも明らかになってきました。神経には可塑性という性質があって、神経細胞のネットワークは変化していきます。何か新たに記憶されるとき、神経細胞のネットワークに記憶が定着していきます。そのように、習慣とか経験とかを、神経細胞の記憶のメカニズムで捉えることはとても重要です。

 

変わるためには、経験を積み重ねることが重要です。何か新しいことをできるようになりたときは、その行動を継続することが重要です。毎日毎日、その行動を継続していくと、記憶のメカニズムにより、身体が記憶していきます。そして、それが習慣になります。

 

そして、習慣化に重要なのは継続ですから、継続できる程度のハードルの低い簡単なことが大事です。簡単なことであれば継続できます。継続こそが習慣化を促進します。神経の記憶のメカニズムの観点からすると、思い切って急に習慣化しようとしても習慣化しません。小さなことを繰り返していくことが習慣化の秘訣です。でも、確実に変われます。

 

さらにもうひとつ、習慣化には時間がかかります。一日二日では習慣にはなりません。数週間の期間、2週間くらいの期間が必要です。短期間で習慣化しようとしても、記憶のメカニズムからすると、習慣化しません。でも、2週間くらい継続すれば、確実に変われます。

 

つまり、自分を変えたいと望むときは、頭で何とかしようとせず、人間は身体で出来ているという事を強く意識してください。身体からアプローチすることによって、行動を促して身体を変えていくのです。身体を変えていくとは、記憶付けの観点では、神経細胞のネットワーク構造を変えるという事です。神経細胞とは身体の一部です。

 

そのようなわけで、自分を変えたい、変わりたいと思うときは、頭ではなく身体からアプローチするという事を意識してください。そして、自分の望んでいる確実な変化の為には、神経細胞の記憶のメカニズムがキーになります。神経の記憶のメカニズムに基づいて習慣化に努めてください。習慣を作る為には経験の継続が大事で、小さく簡単な行動と、2週間程度の時間が、小さくても確実に新しい習慣を作ります。これによって、自分を変える事ができます。そうやって、小さな習慣を繰り返していくことで、多少時間はかかりますが、時間とともに大きく変化していきます。

今の状態に停滞感を感じているとき、そして、自分を変えたい、変わりたい、と思うときは、ぜひこの事を意識してトライしてみてください。