毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分に想像性を発揮させてあげる。

人はみな、内面の世界を持っています。年齢がいくとともに、自己が発達していきますが、それは言い方を変えると、自分の内面の世界が育っていくとも言えます。

人はその内面の世界で、色んな事を想像し、イメージして、認識し、認知しています。

人間のゲシュタルトという性質によって、感覚器官で知覚したものに輪郭を与え、自ら構築する事によってあらゆるものを認識するわけです。

この過程は、もちろん、人間の想像性が関わっています。自分の中で知覚を通して認識したものも、あらゆる想像性の材料として使って、色んな想像を発展させていきます。

世の中に対する理解は、基本的には、自分の内面における主観的な世界を想像する事によって構築し、もちろん、認識し、記憶したものを知識として活用しながら、そして、想像によって補完し、これによって進むわけですが、実際には、理解するというより、解釈するわけです。

この過程で、人間の想像力が発揮されるわけです。この想像力は、実際には絶え間なく発揮されているはずで、人間の活動のエンジンと言えます。

エンジンとしての想像力を常に発揮する事によって、人間は生きていく事が出来るわけです。

脳内の神経には可塑性というものがあって、神経ネットワークの可塑性のおかげで、新しい学習をしているわけですが、このプロセスも、想像性が発揮されるわけです。

神経の可塑性により想像性が働いて、この事によって、人間はきっと自由を感じ、解放を感じるんだと思います。そして、生きるエネルギーや意欲を得るのだと思います。

そういう意味で、自分の想像性を発揮させてあげる事が大切と思います。

その為にも、リラックスした状態で、心身が安心した状態で落ち着いて、不安のない状態にして、自由に、想像を巡らせるんです。色んな事を考え、思考を自由に巡らせて、イメージを自分の内面で想像するわけです。そして、自由にそのイメージを展開させ、世界を色々と想像するんです。

そのような活動が、自分自身を自由に、解放させ、生きる意欲を回復させるんです。

きっと、そのような想像性が発揮される空間が、快適な空間であり、自由で豊かな空間なんだと思います。そのような空間を、自分に与えてあげるんです。

もちろん人は常に想像性を発揮しています。ですが、もっと自由に、もっと伸びやかに豊かに体験させてあげるんです。それが、癒しになり、回復になり、エネルギーになり、意欲につながるんです。そのようにして、人は生きていく力を得るんです。