毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人間の想像性と創造性。

人間は、誰もが想像性を持っています。すぐに、あれこれと想像します。この想像性が、いずれ創造性につながるわけです。

日々、経験した事を、頭の中で再び想像したりするわけですが、逆に言えば、想像をしない日はありません。実際に体験した事を全く同じように想像する事は、まれにあるかもしれませんが、想像のほとんどは現実の体験とは違っていたりします。

記憶したものはいつまでも完全な形で記憶され、保持されているわけではありませんから、時間が経てば、すぐに形を変えるわけです。ですから、想像とは、結果的に、言い方を変えると、独自のものになっています。

その意味で、想像は、経験が変化して、発展して、進化したものだったりするわけです。

もちろん、想像は、経験に基づくものばかりでもなく、自分で勝手に空想する事で生み出されるものもあります。空想であり、妄想であるわけです。ただ、それらも、何らか経験した事から生み出される事が多いわけですから、全く経験した事のない事から想像する事はやはりまれです。

想像は、自分の頭の中、もしくは、心の中に、イメージとして現れるわけですが、そのイメージはそのまま消えるわけではなく、そのイメージもまた記憶化するわけです。

そして、また再び想像として心に現れて、そのイメージは強化されたり、また、そのイメージは形を変えたりするわけです。

そのようにして、自分の中に生まれた想像は、自分の中に強く定着すると、何らかの形で自ら出力する事があります。それが、創造につながるわけです。

自分の中にイメージしたものを実際に形にする。あらゆる創作物は、そのようにして生み出されるわけです。

例えば、音楽という創作も、想像された音楽のイメージが、いつしか音楽という形で創造される場合があるという事です。

物語もそうです。自分の中で想像して現れていたものを、ずっと考えていたり、展開させていたりすると、いつしかそれが物語の形として現れて、実際に物語として創造されたりするわけです。

そのような芸術の話だけでもなく、創作料理も、何らかの道具も、それこそ、あらゆるイノベーションというものは、人の想像から創造へつながって生み出されていくわけです。

その意味で、人が想像する事は、いつかは、創造されると言えます。現実化すると言えます。だから、想像する事は実は慎重であるべきかもしれません。そうでないと、ろくでもないものを現実化させてしまうかもしれません。

とは言え、人間には、そのような力が備わっています。想像する力。そして、その想像性が、いつしか、創造性につながるわけです。そのようにして人は、色んなものを創り出すわけです。