毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人は人に傷つけられる事を凄く恐れている。

人は、基本的には、人に傷つけられる事を凄く恐れています。そういうものです。その事が自分の行動の根源的な原因になっていたりします。

 

ひょっとしたら、先天的にはそういうわけではなかったのかもしれません。ですが、生きていく中でいろんな経験をして、それで人に傷つけられることを怖がるようになってしまったのかもしれません。それが、自分の無意識下に形成されてしまって、色んな時の行動様式になってしまったのかもしれません。

 

人間が学習する生き物です。学習するとは、行動変容するという意味でもありますが、その事から考えても、人に傷つけられるという学習によって、行動変容してきたのかもしれません。

 

人から傷つけられるかもしれないという恐れは、自分の中の不安の源になって、それが色んな事に現れてしまいます。

 

人が大人になるという事は、傷つけられた経験から恐れを学習した事によるのかもしれません。長い間、人から傷つけられることを恐れ続ける事もあります。でも、学習して自分のものにした恐れを克服するという事もあります。完全に克服する事が出来ないとしても、恐れというものを「知る」という事だけでも、十分大人と言えるのかもしれません。

 

人の行動様式の基本は、人から傷つけられないようにする事です。それは無意識下で仕組み化しているので、自分自身はその事に気付いていないかもしれません。でも、振り返ってみればわかるはずです。色んな反応の原因は、人から傷つけられないようにする事です。

 

人が人に傷つけられることを恐れるのは、とても普通の事です。みんなその事を恐れています。程度の差はあれ、恐れています。それこそ人間です。

 

そして、恐れは自分の無意識下の根源になっていますから、それは実際に人から傷つけられなくても、自分自身の想像によって、恐れを抱く事が出来ます。自分自身の妄想によって恐れを感じる事が出来ます。その自らの妄想によって、それだけで十分傷つきます。そのくらい、人は傷つきやすい生き物です。もはや傷つく事の1人相撲です。

 

ですが、この自分勝手の、自動的な妄想的傷つきによって、その傷口は広がります。また、傷つきは膨らみます。そしてさらに、傷つく事を恐れるようになります。

 

人は、人から傷つけられる事を恐れるという事からなかなか逃れられません。それは人間の性質でもあります。仕方がありません。ですが、人間とはそういう生き物だと自覚する事で、それだけで十分生きていきやすくなるかもしれません。