毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人間は「考え方」というものが大事。それが「思考による創造」に重要な影響を与える。

人間は、「考え方」というのが凄く大事なんじゃないだろうかと、強く思う今日この頃です。

 

何らかのことについて考えて考え抜くという事ももちろん大事ですが、同時に、どのように考えるかという、所謂「考え方」も大事なのではないかと思うわけです。

 

人間の考えるという行為は、頭の中で、新しい事を思いつくという事につながっています。そこには、思考による創造性というものがあります。思考しながら、今まで自分が保有していた記憶を活用して、また新たに記憶付けしていくような行為です。これまでの自分と、これからの自分が、思考によって不可逆的に変わっていくわけです。そして、その思考は、特にどのような考え方をするかという事が強く効いてくるのではないかという事です。

 

人間は学習する生き物です。言い方を変えると、行動変容する生き物です。学習とはまさに行動変容です。学習によって変わっていくという事です。それは、発達という言い方でも良いのかもしれません。いずれにせよ、その事によって不可逆的に変化していくという事です。

 

ゲシュタルト心理学というものがありますが、人間がこれまで認識した事がない対象をいったん認識してしまうと、その後はその対象を認識せずにはいられないという性質があります。りんごというものを知らない時は、それをりんごと認識しませんが、それがりんごであると認識して以降は、それを見た時、りんごという認識なしにそれを見る事は出来ません。そのようなものがゲシュタルトです。そのような意味で、人間は不可逆的に学習し、行動変容していく生き物というわけです。

 

また、習慣というものもあります。身体でその行為を覚えていきながら習慣化が起こり、身体に学習が起こっていくというものです。歩くという身体の習慣もそのひとつです。歩く事を習慣化すると、それ以降は何も考えなくても身体が自然と歩くという事です。これも、身体の学習であり、行動変容と言えます。

 

そして、そのようにして、行動変容していくもののひとつとして、「考える」という行為を頭の中で行うと、頭の中で学習が起こり、行動変容が促されます。ゲシュタルトが次々と形成されていきます。思考とともに身体を伴って学習し習慣化していく事も、行動変容です。その時、どのように考えるか、その「考え方」が特に行動変容に強く影響を与えると思うわけです。

 

この「思考による創造」が人間の活動の主だった重要な事で、その過程での「考え方」が「思考による創造」に重要な影響を与えるのではないかと思います。