毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

人間は傷つく生き物。そして、学習し成長する生き物。

人は自分の傷つきやすさに悩んでしまう生き物だと思います。「何故、こうもいつも傷ついてしまうんだ。」と…。でも、それはある意味人間だからしょうがない事です。人間はそもそも傷つく生き物です。

 

傷つくことは、人間が発達させてきたセンサーのようなもの。気持ちが傷ついたときに、それをフィードバックして、次にはそうならないように学習する。それが人間です。傷つく事で学びを得る生き物です。

 

場合によっては、傷つく事で自分を責めてしまいがちです。自責の念を生みます。これもまた人間の性質ではあります。自分を責めてもしょうがないんですけど、それでも自分を責めてしまいます。確かに傷つく原因が自分にあるのかもしれません。でも、それで自分が悪いとか悪くないとか、そういう話かというとそうではありません。良いとか悪いとかではなく、ただ自分に原因があるかもしれない。それだけの事です。それでも人間は自分を責めてしまいます。しょうがない生き物と言えます。

 

ですが、やっぱり自責の念でさらに自分で自分を苦しめるのはやめた方が良いようにも思います。だから、自分を責めすぎる前に、ただ自分が傷ついているという事を客観的に受け止める事が大切だと思います。自分自身で、自分は今傷ついている、その事実をただ認める。受け止める。それだけで、随分と心が楽になります。そういう事は大事です。

 

そして、自分が傷ついているという事実を客観的に認めた上で、その事実にどのように対処していくかという事について考えていけると、とても良いと思います。それこそが学びです。学習です。人は失敗から学ぶと言いますが、それと同じで、人は傷つく事から学ぶことが出来ます。多くを学ぶことが出来ます。それが人間の成長です。

 

とはいうものの、急ぐ必要はありません。学習を、そして、成長を急ぐ必要はありません。いずれそれは学習になるし、成長もします。それよりも、まずは休むという事も必要です。心がいったん傷ついたわけですから、その心を休ませてあげるのです。同じく、きっと身体も心の傷つきとともに疲れているでしょうから、身体も休ませてあげる事が大切です。心も身体も休ませて、癒してあげましょう。

 

人間は傷つく生き物。でも、傷つきから学ぶ生き物、傷つきというセンサーによって成長する生き物。ですが、学びや成長を急がずに、まずは心も身体も休ませてあげる。癒してあげる。それくらいの時間は十分あります。