人間が安定して生活していく為には、安定してドーパミンを分泌させ、また、安定してセロトニンを分泌させる事が大切です。これらの神経伝達物質の分泌を安定化させる事によって、生活も安定し、心も安定します。
ドーパミンの分泌と言うと、悪い例として、スマホ依存とかお菓子の食べ過ぎを思い出します。これは、ドーパミンの分泌の枯渇感や、つまり、退屈感が不快だったりして、それらを紛らわしたいから、何か引っ切り無しに依存してしまうわけですが、それでは、ドーパミンが過剰分泌となって、かえって身体的に苦しくなるわけです。
ですから、過剰ではないドーパミンの分泌を促進するのが良いわけです。それで、例えば、小さな目標を立てて、小さく達成する。その時の達成感を大切にするという事です。また、小さな目標の達成に向けた意欲もドーパミンの分泌につながるわけですから、その意味でも小さな目標設定は役に立つわけです。
また、ちょっとした発見、小さな気づきも、喜びをもたらし、これもドーパミンの分泌に役立つわけです。
こういった事は、日々の中での小さな実践で実現できるのであり、生活を安定的に送るためには、そのような事が大切であるわけです。
また、運動をしたり、良い食事をしたり、音楽などアート的な事をする事も、ドーパミンの分泌に良いわけです。
そして同時に、そのような事は、セロトニンの分泌にも良い方法です。
セロトニンの分泌に関しては、深呼吸、咀嚼、歩行などのリズミカルな運動が良いと言われていますが、これは日常の基本的な事での運動であり、生活習慣であり、これらはドーパミンの分泌にも良い影響があるわけです。
考えてみれば、ドーパミンの分泌も、セロトニンの分泌も、体内の神経伝達物質の分泌に関しては、互いに関連し合っているわけですから、似た事を生活習慣にする事でいずれの分泌にも良い影響を与えるのは当然ではあります。
そのような事を、基本的な生活習慣として取り入れる事によって、ドーパミンの分泌としての「意欲」、「達成」を感じられたり、セロトニンの分泌としての「リラックス」、「心の安定」を感じられたりするわけです。
ですから、日々、ドーパミンの分泌、セロトニンの分泌をベースとする生活にする事が大切です。そうする事で、身体的にも、精神的にも安定するし、つまり、生きていきやすいわけです。
主観的ウェルビーイングを満たす要素の中で、ポジティブ感情や達成というものがありますが、この事にも関係あるわけで、幸せに生きていく為には、ドーパミンやセロトニンの分泌の生活が重要であるわけです。