意欲をいかに持続させるか、という事は、特に仕事をするという場面で、とても重要になります。意欲が低下してしまうと、仕事を続けていく事が非常に難しくなります。
意欲を維持する為には、ひとつに、ドーパミンの分泌が欠かせないわけですが、あまりにドーパミンに頼り過ぎると、外的な刺激を期待してしまうわけです。
外的な刺激、あるいは、外的な要因によって、期待感が高まり、それによって意欲が維持されるという事です。ですが、外的な要因が無くなってしまうと、意欲が下がってしまうので、また外的な刺激を求めてしまいます。
外的な刺激ですから、自ら作り出すわけではないので、どこか他力本願になり、自分で何とかしようとしなくなってしまいます。
ですから、外的な要因ではなく、内的な要因に変える事が大切です。
要は、自分で何とかするという事です。自分で、意欲を高める要因を作っていくという事です。
それは、自律性という言い方も出来て、自律性が失われてくると、他力本願になってしまうわけです。自分以外の何か、自分以外の誰かに期待するわけです。
ですから、そうではなく、自分で考え、自分で計画し、自分で実行する。そのようにして、自分の自律性を維持し、高めるという事です。
そして、これも、ドーパミンに関連しますが、達成感を味わうという事です。これも、意欲の持続に効果的につながります。
自分でちゃんと計画して、その計画を実践して、達成するんです。さらに言えば、ちゃんと達成できるように、ちゃんと計画して、そして、その計画を遂行する。普通の事と言えばそうですが、案外これが簡単ではありません。
難しいからこそ、自分で計画する事を諦めてしまうわけですが、達成は小さくてもいいんです。小さく達成感を得るために、計画を小さくてもしっかり立てるんです。これによって、意欲を持続させるんです。
そういうわけで、意欲の持続のためには、自分自身の自律性を維持するという事です。そして、コンスタントに達成感を得るという事です。
意欲の低下は、実際苦しい事です。働くのも辛くなるし、生きていくのも困難になります。なので、対策が必要なのです。
意欲の低下によって、メンタル的にもつらくなってくるので、自分を否定したり、責めたりしがちですが、そうなるとますます苦しくなるので、そうならない為にも、自律と達成を実践していくんです。自分で計画し、自分で決定し、自分で実践する。それが、自律性につながり、達成につながり、意欲が持続するわけです。