諸行無常のこの世界。これは誰にでも当てはまるのであり、自分にももちろん当てはまるわけです。
常に移り変わっているという現実。自分の周りだけではなく、自分自身も常に変わり続けているわけです。
自分が考えている事も感じている事も常に変わり続けるという事です。同じ考え、同じ感情が永遠に継続する事なんて無いわけです。
今このように感じているから、この先もこのように感じ続ける事なんてないわけです。そのように決定づけられてもいないんです。
同じように、今このように考えているから、この先もこのように考え続けるかというと、そんな事はないんです。
確かに、何でも思い通り変わっていくわけではありません。意図した通りに変化していくわけでもありません。
ですが、常に変わっていく可能性には開かれており、今この瞬間、自分はこのように進んでいくだろうという事は、次の瞬間には変わる可能性がいつだってあるわけです。
未来の事は、いかに予測でき、確かに、予測通りに進んでいる事がたくさんあったとしても、常に予測通りに進んで行っているわけではなく、むしろ、予測は実現しない事も多いわけです。
未来が必然性に満たされているなんて事は無いんです。世界は常に予定通り、時計の長い針が1分経った後に1分後の位置を指しているように、進んでいくなんてことはないんです。
常に、未知であり、今この瞬間ある状態であったとしても、次の瞬間は予測していなかった状態になりうるんです。
それは、自分たちが住んでいるこの世界がまさにそうであり、自分自身の事も常にそうなんです。変わる可能性に満ちているんです。
自分の考える事は、その意味で、常に変わり続けるんです。意識的に頑なに変わらないように努める事は出来ますが、それでも、気が付いたら変わってしまうんです。周りの影響もそうだし、自分自身の影響もまた、自分の考えを一定の状態におかないんです。
それは、感じる事も同じです。感情こそ常に移り変わっています。今この瞬間、ある事を感じていても、次の瞬間には、全く違う事を感じている可能性があるんです。ほとんどの場合、次の瞬間には、違う事を感じているんです。
自分自身は、ひょっとすると、固定化する事を願っているのかもしれません。変わらない何かを作ろうとし、変わらない何かになろうとし、それにすがりつき、安心を得ようとしているのかもしれません。
人は確かに安心した確かなもの、安定した変わらないもの、そのようなものをどこかで求めています。
ですが、変わらないものなんてありません。
そんなものにすがる事はできないんです。
世界も自分も、みな常に変わり続けているんです。