1日中、自分の感情をモニターし続けるのも面白いかもしれません。
感情は思っているよりいつも揺れ動いていて、その事に無防備になっていると、感情に振り回されることになります。
感情はあくまで感情であって、心は容易に反応するわけです。何かあれば心は動き、感情は動くわけです。単に、感情とはそのようなものです。
何か嫌な事があって、それで感情がネガティブな方向に動くと、自信を失ったり、自己否定に陥ったり、自分はダメな人間だと思ったりしてしまうわけですが、それは、変化した感情にさらに自ら反応したのであって、別に、感情自体はただ嫌な事があったから動いただけの事です。
感情は、身体の反応みたいなもので、寒いと身体が寒いと感じて縮こまったり、身体が何かにぶつかると痛いと感じたりするのと同じで、感情もただ身体が反応しただけです。
だから、感情が動いたら、ただそれを客観的に気付いて、ただ観察したらいいんです。
「今、自分は嫌な思いをしたな」とか、「何か変わらないけど、つらい感情がわいたな」とか、ただ感情の変化に気付くだけでいいんです。
感情は感情、自分は自分であり、感情がネガティブに変化したと言って、自分がネガティブではないんです。自分がダメではないんです。
感情はただ身体として正しく反応しているのであって、それだけの事であって、それで自分がダメだとか、そういうことではないんです。
繰り返しですが、感情は単なる身体のセンサーであり、外気が暑いから、暑さを感知しただけなんです。
人は感情によっていつも振り回されています。感情は敏感ですから、それでいいんです。
ただ、ネガティブな感情は物理的な傷みとは違いますが、心の傷みをもたらすので、その意味では嫌なわけです。
ですが、感情とはそういうものですので、ただモニターしていればいいんです。
感情は常に動き続けていますから、そういう意味では、1日中自分の感情をずっとモニターしてみたらいいと思います。きっと、感情はずっと動き続けている事が分かります。
一時として、感情が止まる事はありません。ずっと風が吹いているように、あるいは、水が流れているように、感情は動いています。感情は、まさに、諸行無常の良い例です。
大切な事は、感情と距離をとるという事です。感情の影響をそのまま受け過ぎないようにする事です。
一定の距離をとって、あくまで客観的に見るんです。感情は単なるサインであり、それ以上ではないんです。
自分の感情はいつもどのように動いているのか、ただモニターするだけでいいんです。