人にとって、何かの対象に集中している状態というのはとても心地良い事です。集中の事を没頭と言い換えてもいいかもしれません。没頭は、心を静かにして、精神を安定させます。いかにそのような状態を作り上げるか。とても重要な事です。
主観的なウェルビーイングのひとつに没頭というものがあります。つまり、没頭は人間にとって幸せになるひとつの要因という事です。
ですから、習慣として、日々集中できる何か、没頭できる何かを持っていると良いと思います。
何かに集中できない要因として、体調不良があります。体調が良くないと、集中力が高まりません。頭も散漫になります。飽きやすく没頭しづらくなります。やる気が出ません。モチベーションも上がりません。
その意味で、なかなか何にも集中できないんだったら、無理に何かに集中しようと取り組むより、体調を整える事が優先です。
睡眠不足は確実に良くないです。十分に睡眠をとれないと、脳疲労を常に感じますから、頭なんて回りません。もちろん、何かに集中する事も出来ないし、持続力もありません。
食事も大事です。お菓子ばかり食べていたりしていると、まず集中できません。砂糖はエネルギーとしては重要ではありますが、摂りすぎは禁物です。摂りすぎによって、かえって集中力が下がります。散漫になります。そして、やる気が無くなり、飽きやすくなります。
運動不足も当然良くありません。筋肉が少ないのは、脳疲労に直結します。脳がちゃんと回りませんから、集中なんかできません。それだけで不快です。
その意味で、じっとしているのも良くありません。椅子にずっと座っているのは良くありません。じっと同じ姿勢になっているくらいなら、その場で立って歩き回っている方がマシです。
身体はいつも動く事を求めています。ですから、出来る限り動くんです。その方が、明らかに頭も回り、何かの対象に集中できるようになります。
何かに集中するにもエネルギーが必要なんです。没頭するにも、エネルギーが必要なんです。
疲れていては、集中力は上がりません。そして当然、没頭する事も出来ません。
だから、身体を整える事が重要です。身体の土台を習慣として作りあげるという事です。日々、身体を整え、睡眠も食事も十分な状態にするんです。
そうしてはじめて、人は何かに興味を持ち、その対象に注意を向け、集中力を高めてコミットできるわけです。対象に対する没頭も同様です。
それがそのまま、心地良さにつながり、そして、主観的なウェルビーイングにつながるわけです。