毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自由の生き方をどう考えるか。自分に由る、営み、自由の解放。

人間がどう生きるかを考える時に、人がどう「自由」に生きるか、について考えると良いと思っています。そこで、人の自由の生き方について、順序を追って考えていきたいと思います。

 

まず、人の生き方というか、生きる心の構えとして、仏教の自由について考え始めるのが良いと思います。

 

仏教での自由の生き方は、自分に由って(よって)生きる。漢字を変えると、自分に寄って生きる。もしくは、自分に依って生きる。どれでもいいですが、自分で生きるという事です。他人に依存するでもなく、社会に依存するでもなく、自分で生きていくんだという心構えです。人間ですから、自分ただ独りで生きていく事はできません。それは他の動物、全ての生物として、独りで生きていく事は出来ないのですが、人間は、独りで自分を頼りに生きていくんだという事を前提にしながら生きていく。ここから、生きる事が始まるんだと思います。

 

そして、生きる為の実質的な事は、暮らしです。そして、経済です。営みです。どう自分で営んでいくかです。そうすると、現代はお金の問題が外せません。自分で働いてお金を得て自分の暮らしを成り立たせる。この生き方がどうしても、現代においては必要になります。自分でどう働くか、さらに言うと、自分でどう働きかけるか、この社会に対して、もしくは、他の人に対して、どう働きかけるか、そういう事です。人に働きかける事によってこの社会で生きる事が始まります。そして、お金や経済は、現代社会で生きていくために必要な概念で、つまるところ、人や社会にどう働きかけるか、そこが大事です。

 

そして、自分がこの社会で生きていくんだという心構えや働きかけが整ってきたら、そこで、どうみんなでその自由を各々得ていくか。支え合っていくか。そうなります。考える事は、人々の自由な生き方、自由な活動を、どう支え合って生きていくか、助け合っていくか。支えていくか、助けていくか。

 

また、人の自由な生き方は、人の生き方が妨げる場合があります。また、人の自由な経済活動は、人の経済活動を妨げる場合があります。そのような問題をどう解決していくかですが、その為には、民主主義的な考え方も重要だし、福祉的な事も重要です。これまでの歴史的な、そして、実質的に妨げられてきた自由をどう解放していくかという自由も大事です。そのようにして、みなの自由をみなでいかに作っていくか。そういう事です。

 

そういう意味で、人の自由な生き方をどう考えるかですが、まずは仏教としての自分に由る生き方、そして、どう人に働きかけながら実質的に自分のお金や経済を営んでいくか、さらに、みなでどう民主主義的に自由を解放し、支え合っていくか。そのように考えるのが、自由の生き方の考え方だと思います。