毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

承認を求めて仕事をしている事を認める。そして、自分事としての仕事を見つける。

人が仕事をする理由。もちろん、生活をするためにお金を得る為。それはあります。ですが、それとは違う理由もあります。それが、人に評価されたい。認められたい。よく言われる「承認」です。

 

自分はそんな事ない。自分はその仕事が大事だと思ってそれに専念しているのであって、自分は決して承認の為に仕事をしているのではない。そのように、きっと思うと思います。

 

自分は承認を目的にして働いているわけではないが、他の人たちは確かに承認を求めている。それは分かる。だが、自分はそうではない。きっとそのように信じていると思います。

 

ですが、人間ですから、たいていの人は承認の為に仕事をしています。あくまで、たいていの人ですが。でも、自分はたいていの人のひとりです。

 

承認の為に仕事をする事は悪いのか。それ自体は、悪いというわけではないと思います。実際、多くの人が承認を求めて仕事をしているわけですから、そんな人類のひとりとして、自分も承認を求めて仕事をしているというので、全然悪くないんです。人なんですから、それでいいんです。

 

ですが、問題なのは、承認が目的で、仕事はその為の手段みたいな構造になっていますから、手段として仕事をする事は、とても苦しい事です。仕事をしたいわけではなくて、承認が欲しくてその為に仕事をしているわけですから。

 

苦しみを抱えるのが、普通の人間ですから、それで何もおかしくないんです。人は承認を求め、求める分だけ、求める過ぎる分だけ、苦しみも増します。過剰な承認欲求は、苦しみの原因になります。

 

だから、逆説的に言えば、どうせ仕事をするなら、誰からも承認されなくても仕事をする。そんな仕事を自分の仕事としてやりたいものです。自分のビジネスとはそういうものです。

 

仕事を自分事としてやる。そのような仕事を見つける事、発見する事は多大な喜びになると思います。人から承認されなくても、自分だけを支えにその仕事を続けられるわけですから。

 

そのような自分事としての仕事を見つける。とても大事です。

 

その為にも、大事なはじめの一歩は、自分は承認の為に仕事をしているという事実を認める事です。そうではないんだと肩肘を張らなくていいんです。見栄を張らなくていいんです。誰だって承認されたいんです。自分もその人たちと同じ人です。それでいいんです。

 

自分は承認を求めて働き続けている。この事をちゃんと認めて、ちゃんと受け入れる事で、では自分はどうするか。どう働いていくか。より良く考える事が出来ると思います。人間ですからそれでいいんです。