毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

脳内のネガティブバイアスは身体を大事にする習慣で改善する。セロトニンとセルフケア。

基本的に、人はネガティブなバイアスがかかりやすい生き物。そのネガティブバイアスの機能が生きていく上で色んな事を助けてきた面はあるんだと思います。ですが、生きる上で役に立つとはいえ、それで生きやすいかというとそういうわけでもないと思います。昨今のウェルビーイング(Well-being)や幸福の流行を見ると、また、ダニエル・カーネマンなどの行動経済学や心理学の発展を見ると、人間の生き方は本当に見直されようとしている事が分かります。

 

人間は放っておくと、経験や記憶に基づく認知が脳内のネガティブなイルージョンにつながり、そして、ネガティブな気分を引き起こします。ネガティブな気分は脳内の生理学的、また、脳神経科学的な活動に影響を与えるので、身体を疲れやすくさせる事もあります。

 

でも、身体は本当はいつでも元気になる備えがあるし、脳への気分や感情へも良い状態にする備えはあります。ですが、脳内からのネガティブなメッセージが身体を固くし、不調にしてしまう事もあって、身体から脳内へのメッセージも良いものにならず、良い循環が働かないという事もあります。

 

なので、身体を大事にする習慣を持つと、その習慣によって脳への良いメッセージを伝える事が出来て良いと思います。身体からの良いメッセージとは、実際に、ネガティブな気分やイルージョンが改善するという形で現れます。

 

その意味で、朝から、セロトニンを出す習慣は基本だと思います。太陽の光を浴びる事から朝を始めるのは重要です。それだけで次第に身体内でセロトニンが分泌されて心地良い気分になります。もちろん身体も整い始めます。

 

呼吸に意識を向けて、丁寧にゆっくり深呼吸をする事も大事です。意外と呼吸をしている事を忘れています。深呼吸をする事で身体がリラックスしてくるので、身体の緊張も軽減してきます。

 

姿勢を真っすぐにする事も重要です。呼吸をしていても背中が曲がっていたり、腰が折れていたり、ストレートネックだったりすると、身体全体の血液やリンパの循環も良くならないので、気付いたら姿勢を正す事はとても良いです。

 

そして、セルフケアという事で、リンパマッサージをする事もとても良いです。寒い冬などは身体が硬くなって、ふくらはぎや太もものリンパな流れが悪くなっているかもしれません。リンパは全身を巡っているので、足も揉んであげて、腰やお腹や背中周り、首回りのリンパの流れを自分の手で軽くマッサージしてあげるのが良いと思います。

 

そういう意味では、筋トレや体操の習慣もとても良いです。私は相変わらず毎朝を軽い筋トレと体操を続けていますが、身体の活性も上がってきて、脳内の気分も改善します。

 

身体はいつでも脳内への良いメッセージを出す準備があります。でも、逆に脳内のネガティブなバイアスをそのままにして、嫌な記憶に自分の中の認知をそのままに放っておくと、ネガティブなイルージョンに苛まれるとともに、ネガティブな気分が生じます。ネガティブな気分はそのまま身体にとってネガティブなメッセージにつながりますから、身体からの良い働きかけが起こらなくなってしまいます。

 

なので、意識的に、身体を大事にする習慣を行って、身体から脳への良い流れを取り戻すようにするのが良いと思います。