毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

不安を反芻し、再体験する習慣を断ち切る。

人は、不安感を優先するように反応する。意識的にコントロールしないと、無意識下で勝手に不安に反応して行動してしまう。そういう生き物です。

 

不安を感じると、すぐに漂ってくるその不安を回避しようと行動をとってしまう。それくらい、不安を感じる事が嫌なわけです。

 

不安の経験は、自分の記憶として蓄積されます。一時的に不安の記憶が消えても、ある時ふっと蘇ってきます。その不安の記憶の反芻が、またその不安感の再体験となって、新たな記憶として自分の中に積み重なってしまいます。非常に面倒な仕組みです。

 

不安が自分の中で漂ってくると、その事に意識が囚われてしまいます。囚われてしまうと、不安の記憶を反芻してしまって新たな記憶にしてしまうとともに、その囚われから抜けにくくなります。そして、気が付いたら随分と時間を費やしてしまって、今日という日が不安でネガティブで、つらい日になってしまいます。とても勿体ない事です。

 

出来る限り、不安の再体験を断ち切る事が大切です。人は何もしないと、勝手に不安の記憶を呼び起こして、それを反芻して、良くない再体験を繰り返してしまいます。なので、それを出来るだけ断ち切って、他の何かに意識を向けるようにする事が大切です。

 

それは何でも良いと思います。何か自分が集中できる事に意識を向ける事が大切です。そのような事を意識的に行うだけで、かなり不安を軽減させる日々を送る事が出来ます。

 

ある意味、不安の再体験は、不安の習慣のようなものです。不安を思い出す習慣化です。不安を思い出しては再体験し、不安の再体験の習慣を強固にします。なので、そのような良くない習慣は手放す事です。

 

そして、不安とは違う、自分にとってポジティブな何かに意識を向ける事です。ポジティブな何かを実践する事です。そのように、新たな習慣を取り入れていく事で、不安の習慣を取り除く事が出来ます。これはとても大事です。

 

1日という時間はすぐに経ってしまいます。不安を呼び戻し、反芻し、再体験していると、その事で容易に時間が消費されてしまいます。なので、地味な作業ですが、そのような悪しき習慣をしている事に気付いたら、すぐにそれをその場で断ち切る、この実践も習慣にすべきです。そうしないと、多くの貴重な時間が失われてしまいます。

 

そして、不安とは全く異なる、自分にとってポジティブな何かに意識を向け、取り組み、実践する。そのようにして、自分自身を不安から解放して幸せに向けさせていく事が大事です。