毎日、良い事を意識して確認する事は大事な事だと思います。せっかく起きている良い事に気付かない事が多いですから。
人間は、嫌な事、つらい事ばかりに意識が行きがちです。囚われがちです。行動経済学のダニエル・カーネマンも、人間はネガティブな事に囚われがちな生き物だときっと言うはずです。そのようにして進化して生き延びてきました。
ですが、その本能めいたものに任せて生きていくのはきつい事です。ネガティブ思考による生存戦略は、生存戦略に役に立つのかもしれませんが、そのような生存戦略を残していく必要はありません。せっかくその事に気付いたんですから、私たちの時代で終わりにしたいものです。
1日のうちに、ひとつくらいは良い事はあったはずです。物凄く良い事でなくても、小さな良い事はあったはずです。それを見逃してはいけません。そういう事にはちゃんと気付いて、心に留めておくべきです。
確かに見逃す事はあります。ですが、せめて1日の終わりに、1日の振り返りとして、良い事を思い出す事を習慣としてやってもいいと思います。せっかくいい事があったのに、ネガティブな事しかなかったという認識で1日を終わるのは勿体ない事です。ネガティブな記憶を積み重ねて学習していく事はありません。
人間は記憶して、学習する生き物です。毎日の行動の繰り返しにより、着実に記憶して学習していきます。ですから、ネガティブな1日として記憶学習していく事はやめた方がいいと思います。毎日、良い事を思い出して、良い事を記憶学習していくべきです。
記憶学習とは、つまり、習慣の事です。習慣として、毎日良い事を思い出す。習慣から出来ている人間としては、とても重要な事です。
仮に良い事がなかったとしましょう。それでもいいんです。良い事があったこれまでの事について思い巡らせてみましょう。過去には良い事があったはずです。それは思い出せるはずです。必ず1日の終わりまでには、今日の良い事、なければ、昨日までの良かった事を思い出しましょう。この習慣を身につける事によって、ネガティブな記憶学習ではなく、ポジティブな記憶学習をしていけます。
人間は、いつだって、喜びや幸せを感じて生きていくのが良いと思います。その為には、日々良い事を確認する事が大事です。そして、それを習慣として、1日の終わりに、今日の良い事を思い出す、もしくは、昨日までの良かった事を思い出す。とても大事な習慣です。