毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

不安感やつらい気持ち。身体志向で感じる事を大切にする。ネガティブな感情と共感する。

悩み事や心配事で不安になったり、つらい気持ちになったり、感情はネガティブになることが多く、それをどう対処して、どのように前に進んでいくか、本当に難しい問題と思います。どうにかしようと色々と頭で考えますが、気が付いたらいつもと同じような事を考えて、堂々巡りになって、上手く前に進めません。

 

人間が出来る事というのは、考える事ではなく、というか、考える事の前に、「感じる」事なのではないだろうかと思ったりします。

 

意識的に考えるより、その前に、無意識的に感じるという事に注目するという事です。

 

人間は本来的に動物で、身体が中心であるという事を考えると、身体の状態がどのような状態で、身体の状態をどのように整えていくか、そして、身体がどのような行動をとっていくか、そのような視点が大事なように感じます。

 

身体が中心だと考えると、自分がまずできる事は、考える事ではなくて、感じる事と思います。でも、感じるというのは、無意識下で起こっている事だったりするから、意識的にするのは本質的に難しいと感じます。

 

感じるというのは、今の状態のありのままを受け入れるしかありません。極めて受動的です。何か能動的に感じようとしても、それは「感じる」にはならないからです。

 

まずは、自分が今、つらい気持ちになっている、不安を感じている、そういう事に気付く、受け入れる、という事しか、感じる方法はないと思います。

 

不安やつらい気持ちというネガティブな感情は、身体からのサインです。言い換えると、その身体からのサインが、自分にとってつらくて不安を感じさせるわけです。身体を中心に考えると、この身体からのサイン、身体からの訴えを、まずは聞く、もしくは、それらにちゃんと向き合う、そういう事になると思います。身体からのネガティブな感情を無視せず、共感する。その上で、どうするかを考える、そういう順番だと思います。

 

自分の中のつらさ、不安感を共感もせず、勝手に頭だけで判断してしまうのは、自分の感情や身体をないがしろにしている感じがします。

 

人間の大脳は、人間の身体の中では、進化的に新しい部位ですが、それ以前の進化的な身体の部位の上に乗っかっています。そして、大脳の機能はそれ以前の身体の機能より高次です。なので、自然にしていると、大脳は身体は分離しがちで、別物のように働きます。そうなると、知らず知らずのうちに、大脳は身体をないがしろにしてしまいます。

 

そういうわけで、つらい気もちや不安感に対しては、頭でどうにかしようとするのではなく、まずは、身体志向で身体を中心に考え、そして、感じる事を大事にして、ネガティブな感情と共感する事が大切だと思います。