人が幸せでありたいと思うならば、もしくは、幸せを感じて生きていたいと思うならば、どうしたらよいのか。
人は生き物であるわけですから、生命的である必要があるわけです。非生命的にあるとすると、それは生を感じないで生きるという事になってしまいますから、生き物として幸せを感じて生きていたいと思うならば、少なくとも生命的である必要があるわけです。
生命的という事は、有機的という事であり、それは、有機的な状態を保つという意味で、互いに相補的な関係、相互依存な関係を維持する必要があるわけです。それ単体で有機的という事はあり得ないわけですから、また、何かとの相互依存の関係によって生きているものはすべて成り立っているわけですから、生命的である為には、生命として成り立たせている構成要素が相互依存の関係を維持している必要があるという事です。
人は生命であるわけですから、それと同じく、その人自身を成り立たせている相互依存の関係性を維持する事が大切なわけです。
自分自身も、自分自身単体で自分自身が成り立っているわけではないわけから、自分自身を構成するすべての要素の関係性を、相互依存の関係として維持する必要があります。
自分自身がどのような構成要素から成り立ち、そして、構成要素のどのような相互関係から成り立っているのか、きちんと見極めなければなりません。自分自身が自分自身単体に成り立ってなどいないわけですから、自分という存在が、どのような相互依存の関係のおかげに成り立っているのか、客観的に理解しないといけません。
自分自身を成立させている酵素要素間の相互依存の関係が維持されていないならば、それは有機的な関係性が構築されていない事を意味し、生命的でないという事を意味しています。
そのような非生命的な状態は、生を感じる事が出来ませんから、生きた心地もしませんし、生きていく事が苦しくなってしまいます。
そのような非生命的な状態は、生きていない状態であり、幸せを感じて生きる事が出来ない状態と言えます。
ですから、少なくとも、自分自身が幸せを感じて生きていきたいならば、自分自身を成り立たせている酵素要素は何で、それらの相互関係がちゃんと維持されているのか、分かっていないといけません。自分自身単体で自分自身の生が維持されているなどと考えてはいけません。
自分自身はそもそも、自分自身に関係するあらゆる構成要素の相互依存の関係から成り立っています。その事を踏まえると、その相互依存の関係を維持する事で、自分の生命性を維持できるわけで、その上ではじめて、幸せを感じて生きる事が出来るわけです。