毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

常に自律性を保ち、いつでも生命性を取り戻す。

常に、自律性を保つ事は大切です。自律性とは生命性の事ですから、自律性を維持しておかないと、生命性を保ちにくくなります。

 

自律性というのは、自立性と漢字が違うわけで、自立性とは言わず自律性と言っているのは、人間を少し非人間的な取り扱いの立場から見ているという事です。非人間というか、機械のような見方をしていますが、要はそのような見方をしています。その上で、自律する機械のように、自律性を維持した方が良いと言っているわけです。

 

それは、細胞がブラウン運動する様子にも似ているのかもしれません。細胞も生命ですから、当然自律性があるわけで、細胞は水の中でその環境の温度に依存してランダムな運動をしています。そのような意味での自律性が、人間にも常に必要だという事です。

 

ストレスが過度になると、この自律性が低下する場合があります。事態が変えられないのを受け入れるかのように、事態を変える事を諦めるかのようにして、ストレスが過度にたまり、自律性を失っていくわけです。こうなると、自律性の低下とともに生命性も低下し、精神も死んだような状態に向かっていきます。それでは、どうにも生きづらくなってしまいます。その為にも、ストレスが過度にならないようにすべきです。

 

自律性は、自分を取り囲む環境の影響を受けます。環境からの何らかの圧力によって、自律性が失われていく場合もあります。環境には当然人間関係や人間社会も含まれます。そのような環境の中で、自分自身の自律性を維持する事はとても大事です。環境に絡めとられて、周りの人間関係に絡めとられて、身動きが取れなくなるようではいけません。本当に、自律性が失われます。一刻も早くその状態から脱出すべきです。

 

環境は一方で、諸行無常の世界においては、常に変わりうる状態でもあるので、自律性を維持していれば、環境からの圧力によって身動きが取れなくなりそうな事態になりかけても、その自律性によって必ずその環境から脱出できます。容易に脱出できます。そして、生命性を取り戻せます。ですから、いつでも自律性を維持しておくことは大事です。

 

自律性とは生命性です。人間は欲望機械であり、自律する機械です。自律性を維持していれば、生命性を失いかけても、ストレスが過度になっても、環境の影響によって身動きが取れなくなりかけても、いつでも脱出できます。そして、生命性を取り戻せます。そういう意味で、常に自律性を保っておくべきです。