人間、何も考えないというのは難しい。考えないようにしても勝手に考えてしまうし、放っておいても何かを考えてしまう。人間とは考える生き物だという事です。
ただ、考えているからと言って、考える事がいつも役に立つかというと、そうとは限りません。むしろ、役に立たない考えの方が多いかもしれません。
考えるからと言って、考える事がすべて意味があって、それによって良い感じで前に進んでいけるかと言うとそうでもないわけで、考える事とより良く前に進んでいく事は一緒ではないわけです。
とは言え、人間は何もしなくても考えてしまう生き物ですから、考えてもしょうがないときは、あえて何かについて意識的に考えるように、自分の頭を仕向けた方がマシなわけです。
例えば、仕事の事について考えてもしょうがないと分かっている時は、仕事以外の事について考えるという事です。
遊びでも、趣味でも、何でもいいわけです。くだらないことでもいいわけです。
それこそ、テレビを見たり、ゲームをやったり、インターネットでブラウジングをやったりしてもいいわけです。
集中力が無い時は、すぐに頭は散漫になってしまいますから、それこそ、今気にしている事に勝手に囚われてしまいます。上で言うところの、仕事に囚われてしまうわけです。
今仕事の事を考えてもしょうがない、今考えても何も解決しない、ストレスになるだけより疲れてしまう、そういう事はあるわけです。
ですから、頭を散漫に放っておかずに、何かに注意を向けさせるわけです。仕事とは違う何かに、注意を引かせるわけです。
そんな時に、何か考える対象のネタを持っている事は重要です。
仕事の事ばかり考えていても、仕事は順調に進みません。心配事について考えているからといって、その心配事は解決しません。人は色んな事を考える生き物なんです。
ですから、くだらないこと、趣味、遊び、色んな事を考えるネタとして持っている事です。考える生き物であるがゆえに、考える事の色んな対象は準備しておく必要があるんです。
何かをずっと見続けるのもよいかもしれません。視覚が思考を助けてくれます。和らげてくれます。
その意味では、良い香りもいいかもしれません。心地良いものを触るのもいいかもしれません。感覚が思考を和らげてくれます。そして、新たな思考を与えてくれます。
人間は、考える生き物です。考えたくなくても考えてしまう生き物です。ですが、考える事はいつも役に立つとは限りません。ですから、違う事を考えるネタを持っておくことは重要です。感覚が思考を助けてくれることもあります。