毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

煩悩の中にヒントがあるかもしれない

人はいつも頭の中に、何か曖昧な状態のものを抱えています。日常の中で色んな事があり、色んな事を、散漫に考えていますから、いつも頭の中は何かでいっぱいで、そして、いつもストレスフルなわけです。

 

ストレスが無くてすっきりしている時も当然ありはしますが、ストレスでいっぱいの事も多いわけで、いつも頭の中は散漫なわけです。

 

ですが、頭の中に、色んなベクトルの、思考の断片にみたいなものがあるからと言って、すべてが良くないものかと言うと、そうでもないかもしれません。

 

頭の中は、うるさいのは良くないと思うわけで、頭の中の散漫さ、うるささの程度をいかに下げるか、無くすか、そのような事ばかり考えるわけですが、実は、頭の中の散漫さは高い低いかのひとつの軸上だけの話ではないかもしれません。

 

嫌な事もたくさんあるし、ネガティブな事もたくさんあると思います。いちいち考えない方が良い事や、むしろ、考えていけない事など、あるとは思います。

 

ですが、良い事も考えているかもしれません。重要な事も考えているかもしれません。そして、大事な事をいつも抱えているかもしれません。

 

すべて無ければよい、無くしてしまえばよい、というものばかりではないかもしれません。

 

ですから、そういった散漫な、もやもやとした頭の中にあるものを、見直す事は重要です。

 

時には、頭の中の散漫なものを、時間をかけて吐き出して、整理する事が大切です。

 

その中に、自分が凄く大事にしているものが見つかる可能性があります。凄く良いと思っているものがあるかもしれません。

 

そのような事をちゃんと精査して、良いものはしっかり取っておいて、より重要なものとして位置づけをして、そして、その上で、本当に要らないもの、無くしてしまった方がいいものを、無くすようにする。そうする事が大切です。

 

ずっと、いつも煩悩で苦しんでいて、それがすべていけないと思って滅しようと思っていたものの中に、実は自分が大切にしていたものがあるかもしれない。そういう事です。

 

煩悩の中にも、何かヒントがあるかもしれないんです。

 

そういうわけで、いつも頭が散漫で、そして、何か気になって、何かで気が散って、落ち着かず、そのようにして煩悩で苦しんでいるかもしれません。

 

ですが、その煩悩の中に自分にとっての大事なヒントがあるかもしれない。だから、時間を作って、ちゃんと精査して、寄り分けて、大事なものをちゃんと知る事は大切です。いつも大事な事について考え悩んでいるのかもしれません。そういうものを見逃してはいけません。