日々色んな事があります。問題はたくさんあります。嫌な事、気になる事、不安な事、悩み事、いつでもいっぱいあります。
そういった事を、全部まとめて解決したい。きれいさっぱりしたい。まとめてでなくても、ひとつずつ片付けていきたい。
ですが、人間、そんな事は出来ません。片付けても、片付けても、次から次へと問題は出てきます。
日々の色んな問題というのは、確かに、自分以外の何処かからやってきたりはしますが、一方でそれらは、自分自ら湧いてきたりしている事もあります。
人によっては問題にしないような事を、自分は問題にしているかもしれません。逆に、自分は問題にしていない事を、他の人は問題にしているかもしれません。
そういう意味では、自分は世界のみんなと同じ問題を抱えているというほどでもなく、自分特有の問題を、ただたくさん抱えているわけです。要はそれって、自分に依るという事です。
自分自身だからこそ、その問題を抱えているわけで、そう考えると、結局は自分次第という事になります。
言い方を変えれば、ただひとり、煩悩に苛まれているという事とも言えます。
煩悩に対しては、いかにそれらの煩悩を解決するかというのではなく、どう滅するか、です。それがポイントです。人間ですから、そのような問題は解決なんかできないんです。というか、そもそもしないんです。
人は色んな問題を抱えます。それはもはや自分のせいです。自分だからです。さらに言うなら、人間だからです。
だから、問題は解決しようとせず、全部、いったん飲み込んだらいいんです。いったん飲み込んで、そして、放っておくんです。明日になったらどうせ状況も変わってますから。
確かに気にはなるでしょうが、それでも、全部飲み込んで、解決しないまま、それでも進んでいくんです。結局問題を作り出しているのは自分なんですから、それらの問題はいったん飲み込んで無い事にしたらいいんです。
問題は、解決されるときは解決されます。解決されるときは、その時突然やってきて、思いもよらない形で解決されます。
解決されないかもしれないけど、問題自体が消滅している場合もあります。
または、知らず知らずのうちに、解決されている場合もあります。
そんな事ですから、いちいちひとつずつ問題を拾い上げて解決しようとしない。放っておく。いったん飲み込んでしまう。それでいいんです。
問題は全部いったん飲み込む事によって、とりあえず無い事に出来ます。それが、結局は、人間としての問題の解決方法なんです。