ウェルビーイングは、人にとって最も重要な事ですが、それを感じるのは身体です。身体がウェルビーイングを感じているわけです。その意味で、身体は人間にとって中心です。
人との人間関係は、ウェルビーイングに直結すると言われています。人との人間関係を良質なものにする事によって、ウェルビーイングな状態になるわけです。お互いにとっても良いわけです。
そうする事で、自分自身凄く健康になれるし、身体の状態を良くなるという事です。
ポリヴェーガル理論の観点からもそう言えます。顔の表情筋を動かして、人との交流を良くする事で、身体の状態は良くなるわけです。迷走神経はより活動的になって、身体もリラックスして、心身ともにとても良い状態になります。
ウェルビーイングは、人間の目的と言っても過言ではありません。良い状態でありたいわけだから、それは身体が感じる事であり、良い人間関係も、良い身体の使い方もみんな身体の状態が良い事につながるわけです。
身体に、変な緊張が継続していると、身体の疲れは取れません。肩こりにも頭痛にもなります。身体は和らげてあげる事が大切です。
ストレスがずっとかかっている状態もよくありません。ストレスは身体の緊張にもつながります。ストレス自体が、身体を疲れさせます。ウェルビーイングからは遠のきます。
緊張を和らげ、ストレスを軽減させてあげる事で、身体の状態は良くなり、それこそウェルビーイングにつながるという事です。
良い人間関係は、緊張状態を緩和しますし、ストレスも軽減させてくれます。
良くない人間関係を続けていると、ずっと緊張しっぱなしだったり、イライラしたままだったり、ストレスでいっぱいだったりします。それは、身体には良くない事は明らかであって、ウェルビーイングからはかけ離れています。すぐにでも、良くない人間関係から撤退して、良い人間関係を構築するべきです。
人はみな、基本的に、良い人間関係を探しているし、望んでいます。それが自分にとって良いという事を知っているからです。安心がもたらされ、安全がもたらされます。
ウェルビーイングは身体が求めているわけですから、それに向かって生きていったらいいんだと思います。身体にしたがって、人間関係も良いものにして、身体も緊張やストレスから解放して、安心や安全を身体にもたらせてあげるわけです。そうする事で、ウェルビーイングに一歩近づき、身体は心地良さを取り戻します。人はそのような方向に向かって生きていくのが良いんです。