毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

ゲームのように「面白く」生きる。ウェルビーイングやポリヴェーガル理論から考える。

生きていくという事で、ウェルビーイング(Well-being)の考え方は凄く大事だと思っています。要はより良く生きるという事ですが、身体の健康だけではなく、自分の生き方全般として、自分自身が「良い」と思えるように生きていくという事です。

 

一方で、生きていると、「つまらない」「退屈」「面白くない」を感じる事もあると思います。上のウェルビーイングの生き方にとって、この「つまらない」「面白くない」などの気持ちについては、どのようにハンドルしていったらいいだろうかと、たまに思います。

 

ポリヴェーガル理論によると、「社会交流」という言葉がキーワードとしてあるわけですが、人の自律神経のうち、腹側迷走神経系と呼ばれている、心臓や顔、頭部につながっている有髄の迷走神経の機能を活かして、表情や声、などの人間としての振る舞いをベースにしながら人とより良く安心した状態でコミュニケーションを取るような事が、大事だという事です。楽しく食事をしたり、心地良く会話をしたり。

 

とは言え、それ以前に、「安全」「安心」がベースとして最も大事で、この状態を確保する事が出来てはじめて、社会交流する事が出来ます。

 

また、「あそび」という言葉についても説明されていて、上の腹側迷走神経系と交感神経が組み合わさって機能すると、人は「あそぶ」という事です。人と顔を見合わせ、互いに敵対しているのではなく安心の関係である事を確認して、それであそぶわけです。スポーツなどは良い例で、野球やサッカーはゲームとして対戦していますが、安全な関係性の中で、交感神経の働きを発揮させて、社会交流の状態として戦っているわけです。この状態は、人の営みにとっては良いという事です。

 

この交感神経の働きも、副交感神経のうちの迷走神経系の働きと同じく、人の身体に欠かせない中心的な役割を持つ神経系です。交感神経も上手く使っていかないと、人間は生きるのが難しくなります。

 

その意味で、人生を「ゲーム」のようにして生きる。こういう観点は、確かにある、確かに必要ではないか、と思ったりします。言えば、資本主義社会やビジネスの世界は、マクロに見ればゲームの世界です。戦争の歴史も、ある意味ゲーム的ですが、ハード過ぎるゲームで、ビジネスの世界は、戦争よりはハードではないゲームとも言えます。「ゲームオブスローンズ」という、私もはまったアメリカのドラマが凄く人気がありましたが、結局あのドラマの世界の中の登場人物たちにとって、人生はゲームです。

 

人が生きていく上で、「つまらない」「退屈」「面白くない」というのは、改善した方が良い事柄と言えるのではないかと思います。人生はある意味ゲームであり、身体もゲームとしての「あそび」をどこかで求めています。もちろん、安全、安心がベースです。

 

その上で、安全、安心をベースにしながら、社会交流して、ゲームのように面白く生きる、それも、人にとってのウェルビーイングな生き方のように思います。