どうやったら幸せになれるんだろうか。実はこの問いかけが間違っているのかもしれません。
何か今自分が持っていないものを手に入れたら、そしたら幸せになれるのか。実はそういうものではないのではないか。そう思うわけです。
今自分は幸せではなくて、何かを手に入れたら幸せになる。そういう事ではなくて、今自分は幸せであるという事を認識する。その事が、まず幸せについて考えるスタートではないか。そういう事です。
認知の問題なわけです。自分の認知が自分は幸せではないと思っているわけです。そこにメスを入れるわけです。
その認知を修正するわけです。認知のゆがみを正すんです。
自分が幸せではないという認識は、他の人との比較から来るわけです。他の人と比較するから、他の人が羨ましいと思って、その反射で、自分が辛くなるわけです。
確かに、他人の事は容易に目に入ってくるし、否が応でも比較してしまいます。比較から逃れる事は、人間として難しいわけです。ですが、その比較によってつらくなるわけです。
だから、その比較を出来るだけしないように心がける事です。人と比較さえしなければ、基準は自分なわけですから、今の自分で十分幸せでいられるはずです。
とにかく、基準は自分なんです。他の誰でもない、自分なんです。そして、世の中や社会にも、自分の幸せの基準はありません。幸せの基準は自分で決めなければなりません。
自分を放っておくと、すぐに自分は他の人と比較してしまいますから、惨めになって不幸せに感じるわけです。
ですから、そんな自分を放っておかず、自分で覚悟を持って、幸せの基準を自分出来ます。
自分が幸せでいられるかどうかは、自分にかかっているんです。自分で自分の幸せを支えるんです。他の誰でもない、自分が自分を幸せにするんです。
だから、自分にとっての幸せは、自分で決めないといけません。なかなか決められないかもしれませんが、自分の幸せですから、自ら追求するんです。諦めてはいけません。
自分を幸せにするのは自分自身によるわけですが、自分を不幸せにするのは他人です。比較を介して、間接的には他人によって自分は不幸せになるんです。もちろん、認識の問題ですから、直接的には、自分自身によって不幸せはもたらされるのですが、間接的には他人によるわけです。比較や承認を介して不幸せになるんです。
ですが、幸せは自分によるんです。自分が幸せであるという事を自分で認識するんです。そこから自分の幸せが始まります。他人や世の中は一切関係ないんです。