毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

不安感を吹き飛ばす音楽療法。エアロスミス「Nine Lives」

不安感は、身体からのサインという意味では身体の機能として生きていく上で重要ですが、いつも不安感に苛まれていると、それだけでメンタル的につらく、身体のパフォーマンスを下がって、生活の質も悪くなってしまいます。

 

だからと言って、頭でどうにかしようとしても、なかなか上手くいきません。大脳よりももっと身体の深い部分が不安を感じていますから、いくらその不安の解決法を考えて何とかしようとしても何ともなりません。また、不安感で頭もうつっぽく状態が悪い場合は特に、大したことは十分に考えられません。

 

ポリヴェーガル理論のポージェス先生は、知覚(パーセプション)よりニューロセプションを重要視しています。ニューロセプションとは、ポージェス先生が言っている造語ですが、知覚的に気付かない無意識下のレベルでの、神経生理学的な身体の機能です。人間には、知覚できませんが、神経は反応して気付いているというような事です。なので、頭でどうにかしようとするより、身体に直接アプローチする事を考える方が良いというわけです。

 

そんなときに効果的だと思うのが、音楽です。自分のお気に入りで、その時の自分の波長に合う音楽、というか、自分の求める振動数や韻律に共鳴する音楽を聴くと、身体がそれを感じて、不安が軽減するというものです。

 

静かな音楽も良いですが、ハードロックな音楽も良いと感じます。最近、エアロスミスを聴いていたのですが、「Nine Lives」がとても良いという事に気付きました。イントロに猫の鳴き声が入っているこの曲は、何か底から突き上げてくるようなパワフルな感じがあって、どうしたって身体にスイッチが入って、前進しようとする、というより、ロケットスタートしようとする力が湧いてきます。

 

この曲は、1997年にアルバムが出ているのですが、もう25年も前です。ですが、今でも十分聴けます。名曲に時代は関係ありません。25年前の当時、私も「Nine Lives」は多少聴いていて知っていましたが、今ほどその良さを実感していませんでした。まだ、若かったせいか、その力を必要としていなかったのかもしれません。今私は、ミドルエイジクライシスに相当する年齢ですが、今こそ必要な音楽なのかもしれません。

 

エアロスミススティーブン・タイラーですが、年齢を調べると、この曲を歌い始めた当時、50歳よりちょっと若いくらいです。その歳でそんなパワーがあるのかと、感心させられます。エアロスミスに力を借りて、これからもっと元気に生きていきたいと感じます。

 

そんなわけで、不安感でつらく、煩わしい時、音楽療法はとても良く、鬱っぽさ、不安感を吹き飛ばしたい時は、エアロスミスの「Nine Lives」がおすすめというお話しでした。