毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

毎日虚しいと感じたら。自分にもっとコミットする。

毎日会社勤めをしているみなさん、毎日が充実しているでしょうか。仕事だけではなく、家でも他の場所でも、楽しく過ごせていますか。あんまり調子が良くない時、毎日が虚しく、物足りなく、退屈だと感じたりしますよね。私はけっこうあります。良いときもあれば悪いときもある。人生というか、日々の生活はそんなものでそれは分かっているつもりなのに、でもやっぱり、「毎日、何故こうも虚しいんだろう」と思ってしまいます。そんなときは、今からお話しするようなことを考えるようにしています。

 

一日の終わり、夜になって、虚しさ、物足りなさを感じたとき、「本当にそうだったのだろうか」と疑います。そして、一日を振り返ります。よく見直してみると、案外何か印象的な事があったはずです。何かしら心に残る体験をしているはずです。そういう一日の中の、自分や自分の周りで起こっている体験や出来事を見逃してしまっているのです。それは確かに小さいものかもしれません。でも、そういう体験に大きさは関係ありません。その小さな出来事にもっとよく集中していれば、そんなに見逃せるほど軽視してよい体験ではないはずです。すべての体験は貴重な体験です。大事にすれば自分を虚しくしたり、物足りなくしたりしないはずです。ですから、虚しさを感じたときは、その一日を丁寧に振り返ってみて下さい。

 

そして、周りの人たちとの比較で自分の事を考えずに、自分にもっと主体的になって、主体的な視点から自分に起こっている事についてよく考えることです。上でお話ししたこととも関係ありますが、たいてい虚しさの原因は他人との比較によると思います。今の時代特に、インターネットの時代でもあって、過剰な比較の世界に生きています。インターネットなどのメディアに現れる人々は基本的に影響力があって上手くいっている人々ですから、その人々と自分を比較していると、いつも自分は平凡で取るに足らない人間に映ってしまいます。会社でもそうです。多くの会社員の中にいると、比較によって大したことのない自分が惨めになりがちです。優越感を感じられるときはそれでいいかもしれませんが、劣等感を感じる時は辛いものです。比較の世界では、人より優れているとか、劣っているとかで自分に起こっている事を判断しがちです。ですから、もっと自分にフォーカスして、コミットして、主体的な自分目線で起こっている事を見るようにしましょう。そうすれば、等身大の自分で、よくやれている自分に気付けたり、充実している自分に気付けたりするものです。

 

あと、忘れがちなのが、自分を慰めたり、労ったり、褒めてあげることです。そういうのは他人にしてもらう事と思いがちですが、自分でしてあげても効果はあるのです。他人との比較の中で生きていると、自分を見失いがちです。誰もいない森の中にいるとよく気付くと思いますが、”自分”の存在感が大きくなります。実際は、もっと強く自分にコミットできるはずです。人間は、入れ子構造を持っていて、自分の主体と、自分を見ているもうひとりの自分を内面に作り出すことができます。自分で自分をちゃんと見てあげるのです。これは自立することとも関係あります。子供の頃はまだ十分発達しておらず、大人が見てあげるものですが、発達して大人になると主体的な自己が確立して、自分を自分で見てあげることができるようになります。そうやって自分で自分をよく見てあげることで、褒めてあげたり、慰めてあげたりできるのです。

 

いかがでしょうか。虚しさや物足りなさは、自分へのコミットの足りなさや現代の過剰な比較の世界が原因だったりします。そんなときは、一日を振り返り、自分の主体性を取り戻して、自分にもっとコミットしてみてください。そうすると、自然と充実感や満足感が感じられると思います。