毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

「時間」や「速さ」。主観的な体験とマインドフルネス。

ちょっとした時間を使う。時間が無いと思うときほど、逆にちょっとした時間を使う。これが良いんです。

 

日々慌ただしく過ごしていて、何かをやらないといけないと焦ってしまいがちですが、そんな時こそ、むしろちょっとした時間をかけてあげると、結果的に上手くいく。そういうものです。

 

人にとって、時間の使い方というのはとても難しいわけですが、実際、大事なのは、時計で測れる時間の長さではなくて、自分の中の主観的な時間の長さです。だから、そういう意味でも、時間は上手く使わないといけない。そう思います。

 

時間の感覚に関して、「時間」を「速さ」の置き換えるのも、1つの手だと思います。時間の感覚は、主観的な速さを変えてあげると変わります。慌てている時は、時間に対して、主観的な速さが速くなっているから慌ててしまう。なので、主観的な速さをゆっくりにすれば、自然と時間がゆったりと感じられます。その事が、時間をゆっくりに感じるコツです。

 

ここで言っている「時間」とか「速さ」とかというのは、体験の事を言っています。主観的な時間や速さは、要は主観的な体験です。人間にとって、主観的な体験こそが大事なわけですから、その体験をしっかり感じる為には、「時間」の使い方や「速さ」のコントロールが大事という事です。

 

時計で測る意味での時間がたっぷりあっても、その時間、自分にとって質の良い体験として過ごせなければ、その時間は有意義なものにはなりません。しっかり体験する事ではじめて、時間に意味が生まれます。人間にとっての時間とはそういうものです。時計の時間は実際そんなに重要ではないのです。

 

何かに集中する事、何かコミットする事も、ここで言っている時間とか速さとか体験とかと関係があります。時計の時間を気にせず、自分の感じる主観的な「速さ」をゆっくりにして目の前の対象に取り組めば、良い感じで集中できるはずです。これが良い体験となります。逆に、目の前の事に集中できず散漫な状態というのは、自分の感じる主観的な「速さ」が速すぎるのかもしれません。速すぎて目の前の事に全然集中できず、主観的な時間も感じられず、主観的な体験はありません。マインドレスな状態とも言えます。

 

良い主観的な体験とは、要するに、マインドフルネスの状態という事です。

 

そういうわけで、時間とか速さとか、何か分かりにくい事をお話ししましたが、大事な事は主観的な体験です。質の良い充実した体験になるように、時間や速さを調節する事が大事です。それがマインドフルネスにつながります。