毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

会社でストレスがたまる理由

昨今、ストレスマネジメントの話題が多いですよね。

会社に勤めていると、ストレスは必ずついてきます。会社で働いている皆さんは、ストレスフルな日々を送っていると思います。そして、ストレスマネジメントをしっかりやってあげないと、働き続けることができなくなってしまいます。

 

その前に、そもそも何故ストレスがたまるのか。この事について考えてみましょう。

 

企業の活動を、シュムペーターの経済学を参考にして考えてみます。

企業は、企業活動をするために資本が必要なのですが、そもそも資本がないので、銀行から借金をして資金を調達します。

次に、借金して得た資金を元手に、人々は働いて、新しいものを創造します。創造します、とはいっても、それは容易なことでありません。

ビジネスの競争の中では、競合他社と同じものを創っていても売れませんから、新しいものを創り出さなければなりません。

借金を返しつつ利益をさらに出す事で成長するわけですから、そのプラスαの成長分がまさに、仕事によるものなわけです。

だから、大変に決まっています。そして、そのプラスα分こそが、新しい創造の部分なので、基本的に、会社が出す利益分は、その新創造の分なわけです。

人間の経済活動とは新たな創造をする事なわけですが、新創造である未知の産物が実現するかどうかなんて、やってみなければわかりません。不確実性が非常に高い。

それを企業の社員は担わされているわけで、上手くいく時もあれば上手くいかない時もあります。でも、その未知の産物を創造しなければ、借金は返せないわけですから、何とかしないといけません。借金と言いましたが、さらに利子も返さないといけないわけですから、さらに新創造は重要です。上手くいくかいかないかわからない不確実性の高い事を仕事として引き受けているわけですから、ストレスがかからないわけがないですよね。

つまり、仕事とは、不確実な事を引き受ける、ストレスを引き受けることである、と言っても過言ではないわけです。ストレスは必然なのです。

 

というわけで、働いている皆さんはストレスがたまるのは、当然のことだったんですね。そりゃ、対価として給料をもらわないと割に合わないですよね。

私たちは、基本的に、資本主義経済社会のしくみの中で生きているわけですから、このストレスを引き受けて、プラスαの未知の産物を創造しているわけです。やっぱり、大変な事ですよね。

 

働いている限りストレスは必然なので、ストレスマネジメントはとても大事なんですよね。私も日々ストレスマネジメントに取り組んでいます。その話はまた別の機会でしたいと思いますが、みなさんも、ストレスの存在を認めて、受け入れて、そして、ストレスと上手に付き合いながら、ストレスをマネジメントしてやっていきましょう。