自分にとって好きなものがたくさんあれば、それはそれでいいですが、何でもかんでも好きになれるとは限りません。ですから、そんなに無理して自分にとって好きな事を作ろうとする必要は無いと思います。
相手が人であれそうでないであれ、好きなものというのはたくさんの種類があるわけですが、何かそれを好きになると決めて、そして実際にそれを好きになっていく。そういう感じで、何かを好きになる。そんな事は無いわけです。好きになるのは、あくまで無理なく自然になるものです。
確かに、何か好きになる時、それを潜在的に好きになる準備は、知らず知らずしているのかもしれません。色んな事に対して、あまりに心を閉ざしていたら、好きになるものもなれないような気がします。
だから、心はある程度はオープンで、好きになれる準備というものはあるように思います。
何事においても、遊び心は大事だと思います。楽しもうとする心は大切だと思います。
凄く気合を入れて、絶対にそのようにならなければならない。そんな気合を入れて好きになるなんてことはありません。何かを好きになるというのは、そんなプロセスは踏みません。
でも、やっぱり、何かを好きになる時、きっと自分の中に、それを「好き」という気持ちがあるはずです。それを、「楽しい!」とか、「面白い!」とか、そういう気持ちの高まりというか、喜びというか、ポジティブな感情を抱くはずです。自分が何かを好きになるというのには、きっとそんなプロセスがあると思います。
これは、繰り返しですが、誰かを好きになる、という話をしているわけではありません。もちろん、人を好きになるという話にも当てはまりますが、それだけの話をしているのではありません。
自分が、何かを好きになる時とはどんな感じか、という話をしているわけです。
きっと、自分の中で、好きという感情が芽生え、また、そのような感情を抱くという過程があるはずです。そういう事が起こった時、きっと自分には分かります。分かるはずです。
ですから、何かを無理に好きになろうとするのはおかしいわけです。好きになろうとする必要もないわけです。
そうではなくて、何かを好きになる心のオープンさを大事にして、潜在的に何かを好きになれる、そういった状態を作り出す事はとても大事です。
そういったものに出会ったとき、心がきっと動きます。ですから、その事を自分でちゃんとキャッチすればいいんです。それが好きなんだって気付くはずです。
あとは、自分の中で何気なく育っていきます。無理して育てる必要はなく、自分の中で育まれていきます。