毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

会話の大きな問題。人の思考パターンはなかなか変えられない。

人と会話するときの多くの問題は、話の”内容”によって引き起こされるのではなく、”話し方”によって引き起こされるのではないかと思います。話し方というか考え方、より言えば、思考パターンが原因なのではないかと思います。

 

人と話をするとき、人にはそれぞれの思考パターンがあって、なかなかその思考パターンを変えられません。思考パターンとは、話すときの論法のようなもので、その人特有の論理的思考のようなものです。

 

人の脳は、自分にとって論理的だと感じないと不快に感じ、認知的不協和が脳内で起こってしまいます。なので、自分にとっての心地良い論理で何とか話を進めようとします。ですが、他の人には他の人の論理的思考があるので、その人もその思考パターンを変えたくないわけで、この異なる思考パターンによって、衝突が生じます。これがよりこじれると、会話はすれ違い、破綻します。

 

ですが、人の思考パターンは変えられないわけではありません。思考パターンを相手に合わせる事で、会話をより円滑にする事はもちろんできます。そのような人はきっと聞き上手ですし、話し上手だと思います。人はそのようにして色んな思考パターンを身につけて、会話が上手になっていくんだと思います。

 

とは言え、実際は人の思考パターンは強固に形成されていますので、そう簡単に変える事は出来ません。自分に、何らかの思考パターンを持っているという事にすら気付いていない人もたくさんいると思います。それに気づかないと、いくら話す内容を変えても、会話はいっこうに改善しません。あの手この手で、違う話し方をしてみても、上手くいきません。話し方を決めている一段深い部分の思考パターンを変えない限り、会話のすれ違いは改善しません。

 

この思考パターンの問題は、多くの人が気付いていませんから、周りでも簡単に上手くいかない会話はよく見られると思います。本当に困ったものです。多くの人の、人とのストレスは、この思考パターンの不一致によるミスコミュニケーションだと思います。

 

自分も、この思考パターンを出来るだけ柔軟にして、出来るだけ変えられるようにしていきたいと思います。自分の思考パターンを変えるのは難しい。もちろんよく分かっています。でも、この思考パターンを変える事が出来れば、会話もより良くになっていくし、自分自身もより多様な思考パターンを身につけて今まで以上に色んな考え方、話し方が出来るようになって、心地良い人間関係が増えていくと思います。