毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

今自分の頭の中で考えている事が分からない。思考頻度を積み重ねていったらいつか分かる。

今目の前で起こっている事、自分の頭の中で考えている事が分からないって事、あると思います。自分の周りで起こっている事もそうだし、自分が何を考えているのかも、何をしないのかも、何が嫌なのかも分からない、そういう事ってあると思います。

 

頭の中がごちゃごちゃしていたり、もやもやしていたりして、いくら論理的に考えようとしても、分からない。でもそれって、実はある意味普通なんだと思います。人間の頭はそういう風になっているんだと思います。

 

どうすれば良いかというと、とにかく今頭の中で起こっている事、分からなくなっている事について、とにかく考えるという事です。例えば、分からない事に関して、1時間くらい考えたとすると、何か分かってきたりします。でも、それでも分からないっていう事ってあると思います。そうしたら、とりあえず、今は答えや結論は出さずに、放っておく、寝かしておく、というので良いと思います。

 

そうやって、考える頻度、「思考頻度」を積み重ねていくと、ある時、ふっと分かる時が来るんだと思います。思考頻度を、1回よりも10回、10回よりも100回、100回よりも1000回と積み重ねていくと、何となく分かってくると思います。

 

人間の頭は、ある意味、確率的です。確率では、データの量が多ければ多いほど、その分布は確率分布の形に従うようになります。それと同じです。思考頻度、思考回数を増やしていく事で、自分の中の思考が思考の分布の形になってきて、つまり、自分の考えが明確になってきて、そして、分かってくるという状態になってくると思います。

 

特に、頭がごちゃごちゃしやすい人、散漫になりやすい人、思考があっちこっちに行きやすい人、ADHDの傾向があると思っている人は、こういう考え方は良いと思います。

 

人によっては、幾つかの情報、その場での思考の展開だけで、論理的に筋道をつけて、何かが分かったり、物事をその場で決定出来たり、その場ですぐに説明出来たりします。でも、それは、意志決定の問題だったりして、自分の中で論理的に「分かった」となって自己決定しやすい状態になっているだけで、本当により良く分かっているかどうかは分かりません。

 

ですが、日常は、より正しい事より、とにかく意思決定する事、自己決定する事を、即座に頭の中で仕立て上げる事が重要だったりするので、逆に言えば、それがより良い判断、より良い決定とは限りません。

 

頭がごちゃごちゃしやすい人は、自分の中で「分かった」とならないと自己決定できないという事に悩んだりすると思います。そういう人は特に、今すぐ分かろうとせずに、いつか分かるだろうくらいに構えて、一方で、その事についてずっと考え続ける事で、思考頻度を積み重ねて、その結果、いつか分かる時がくるのを待つ事の方が良いと思います。必ず「分かった」が降りてきます。