毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

多様な感情に気付く「感じる」時間を作る。

毎日毎日同じような生活を送っていると、同じような事に囚われるようになって、似たような感情や気分を感じながら生活してしまいます。自分がいつも感じている顕在的な気分は、常に自分に作用してくるので、いつもそれらの事に忙しく、そして常に対応していないといけない感じになってしまいます。でも、ずっと同じような偏った気分や感情を感じながら日常を送っていると、段々と枯れてくる感じになったり、退屈になったりしてきます。

 

人間ですから、本当はもっと多様な感情を持っているはずです。だから、そういう自分の多様な感情に気付いてあげる時間を作る事が大切だと思います。

 

自分にとって大事な人の事を気にかけたり、心配したり、想ったり、悲しんだりする事に気付かずに過ごしている場合もあります。日々の生活に囚われ続けていると、そういう気持ちが潜在的にはあるのに、眠ったような状態になって、ないがしろにしてしまっていたりします。そういう自分の気持ちを思い出す時間は大事です。

 

ゆっくりとした時間を使って、時間をかけて、色んな良い気分も良くない気分も味わいながら、自分と向き合うのは大事です。これまでのいろんな出会いや経験が思い出されたり、その時の感情が溢れてきたりします。また、大事な人たちをどうやったら喜ばせる事ができるだろうと考える事も出来ます。そして、色々と大切にしてこられなかったこれまでの事に気付いて、とても残念でつらく、寂しさを感じる事もあるかもしれません。

 

そういった、自分の中の多様な、あらゆる気分を感じる時間は、場合によってつらさを感じる時間にもなりますが、大事な事に気付くサインにもなります。

 

もちろん、大事な事は人だけではありません。大事なものや大事な事、あらゆる事が対象です。自分が大切にしてきた事、そして、それらをないがしろにしてきた事、色々多様な感情があると思います。

 

人間の感情は多様です。そして、本当はいつも自分の周りに背景のようにあらゆる気分や感情は潜んでいます。でも、普段の生活では顕在化された気分や感情に囚われていて、潜在的な気分や感情をないがしろにしています。

 

でも、それらの潜在的な多様な感情に気付く事で、それらの事を考えるきっかけになります。考える事は、自分の行為、行動につながります。

 

人間は基本的に気分や感情に基づいて自動予測して行動する生き物ですが、無意識にそればかりしていると、いつも同じ感じになって、退屈し、どん詰まってきます。なので、ゆっくりとした時間を作って、自分の背景として実はいつもそばにある潜在的な気分や感情に気付いてあげるようにするのは凄く大事だと思います。それが新たな思考につながり、自分にとっての大切な、そして新しい行為や行動につながっていくと思います。