毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

時間が無いのではなく、時間が無いと感じている。自分を大事にして自分時間を取り戻す。

いつも時間が無い、間に合わない、と感じてしまう事ってあると思います。仕事をしている時でも、家事をしている時でも、いつも時間が無くて精神的に追い込まれている…。よくあります。

 

後になって、冷静に客観的に考えてみると時間はあったのに、その時はとにかく時間がないと感じてしまう。それは、実際には「時間が無い」のではなく、「時間が無いと感じている」という事だと思います。

 

人間には、自分の中で色んな事を感じていて、感じ方によって、それが「時間が無い」と感じてしまうという事がよくあると思います。言葉も、感じている内容を正確に表現できるわけではないですから、よく分からない何かを無意識に感じている時に、言葉として、「時間が無い」と発してしまいますが、それは感じているものの内容を正確に表現しているとは限りません。でも、「時間が無い」という言葉の表現をしてしまうと、その言葉によって、内容の意味が書き換えられてしまって、「時間が無い」と認識してしまうんだと思います。本当は、時間が無いかどうかわからないのに…。

 

周りの人の事や世の中の基準ばかり気にしていると、自分以外のそれらの事に引き付けられて囚われてしまって、自分以外の基準に達しなければならないとか、周りの人たち、世の中の人たち、世間の人たちのレベルに達しなければならないとか、そういうように、自分自身の内部が自分自身を急き立ててくることがあると思います。そういうレベルに早く到達するように自分の内部が急き立ててきますから、いつも時間がない状態になってしまいます。

 

そうやって、いつも急き立てられて時間がない状態になっているというのは、自分をよく見ていない事を意味していて、自分は今どういう状態なのか、自分は今何を感じているのか、を冷静に客観的に見ていない状態だと思います。結果的に、周りとの比較からいつも自分が急き立てられて自分が無い状態になって、時間が無いと感じているんだと思います。

 

「時間が無い」というのは、実際には「時間が無いと感じる」という事なので、時間がある状態にするためには、「時間があると感じる」ようにする事がポイントだと思います。そして、その為には、自分の状態を、マインドフルになって、冷静に見てあげる事だと思います。今の自分の状態を確認して、自分がどうしたいのか問いかけたり、急ぐ必要のない事を確認したりする事が良いと思います。そうやって、自分以外の時間を生きるのではなく、「自分の時間」を取り戻す事が大事だと思います。

 

人間にとって時間は、感じる事を通して経験するものだと思うので、無意識に周りの状況に影響を受けやすく振り回されやすい感情に自分をまかせ過ぎず、自分の事をよく見て、自分時間を生きるようにする事が大切だと思います。