毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

仕事に関する不安感。不足・欠乏や時間の観点から考える。

会社で働いていると、多くの人がたくさんいて、不安感やつらさを感じる事はあると思います。誰が悪いとか、会社が悪いとか、そういう事が明確に無くても、このままだとやばい、まずいと感じて、それで不安になり過ぎて疲れてしまう、そして、会社に行きたくなってしまう、みたいな。

 

それを、不足とか欠乏とか、そういう観点から考えてみたいと思います。

 

会社では、組織で仕事をしているので、周りの人たちとの関係があります。そういう中で仕事をしていると、どうしても他の人と比較をしてしまいます。また、周りの人を見て判断したり分析したりしてしまいます。そして、そのような人たちは仕事上自分と関わりがあったりしますから、そのような仕事の状況の中で、あれもしないといけない、これもしないといけない、また、これくらいできるようにならないといけない、というようになってしまいます。周りの人ばかり見ていると、そのような人たちに囚われて、自ずとそれが基準になって、相対的に自分をあるラインまで引き上げようとしてしまいます。自分の中で、無意識に、あるラインまで、仕事を進めないといけなくなったり、仕事が出来るようにならないといけなくなったりします。

 

仕事が出来ていると感じている時は、そういう状況の中でも、そんなに頑張らなくて良いからストレスにならないかもしれませんが、仕事が上手くいっていない、出来ていないと感じている時は、心理的に、出来ていない状態からそのラインまで自分を引き上げないといけなくなるという切迫感、プレッシャーを感じます。それは、自分の仕事のレベルが、他の人の比較や会社上相対的に生まれるある到達ラインに対して、不足している、欠乏している、と感じるからです。自分は不足しているから、それをゼロにするために埋め合わせないといけなくなります。

 

周りの人ばかり気にして、自分の状態をよく見ていなかったら、常に自分は足りていない、欠乏していると感じます。この不足感、欠乏感は、自分を内部から急き立ててきますから、急いでその不足や欠乏をゼロにしないといけません。だから、時間が無いと感じます。不足の状態、欠乏の状態は、時間がない状態です。いつも時間が無い人は、おそらく、いつも周りや会社に対して不足していて、欠乏していると思っている人です。

 

だから、不安感やつらさがつのっている時は、自分は不足している、欠乏していると感じているのではないだろうかと気付く事が良いと思います。また、いつも時間が無い人も、自分が不足感、欠乏感を感じているという事を知る事が良いと思います。そして、仕事上での自分の状況をよく見て、今の自分の仕事は何で、自分が今まできちんとやってきた事を客観的に見て、認める事が大事だと思います。たいてい、周りばかり評価して、自分をないがしろにしていると思います。自分を見ず、ないがしろにして、周りばかり気にしていると、常に不足や欠乏を感じます。そして、時間も足りません。

 

もっと自分を大事にして、自分の仕事やその状況について冷静に観てあげる事が良いように思います。