毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

疲れた脳を休ませる。音や色彩や空気の冷たさを五感で感じる瞑想。

最近、朝バルコニーに出て瞑想をする事が心地良くていいという事に気付いて、天気の良い朝は多少寒くてもバルコニーに出て瞑想をやってみています。今回は、家の中ではなく、外に出て外の世界を身体で感じながら瞑想するのも良いという事についてお話ししようと思います。

 

瞑想に集中してやりたくても、仕事の事とか色んな雑念が混じって、思考の断片が漂い続けてしまって、なかなか上手くいかないという事があると思います。呼吸に集中して、吸ったり吐いたりする事に注意を向けながら呼吸を感じて、それから身体の感覚や状態に気付くようにしていくのですが、思考の断片が邪魔して気が付いたら仕事の事を考えてしまいます。

 

五感を使って感じる事は身体にとっても心地良いし、仕事の事を無意識に考えてしまうくらいだったら、身体で感じる事に積極的に注意を向けた方が良いのではないかと思います。実際、呼吸をするときに、鼻から空気が入ったり出たりするのを意識的に注意すると、その事に上手く集中できて、雑念に気を取られないという事はあると思います。

 

最近は秋も深まってきて朝は寒いですが、暖かいものを羽織ってバルコニーに出て瞑想をしてみるのも良いと思います。外は、家の中より自然の変化がダイレクトに感じられますから、自然の変化を身体で強く感じる事が出来て心地良い感じになるのではないかと思います。

 

まず、外で瞑想をしていると、音が気になります。早い時間だとまだいいのですが、だんだんと車の音がしてきて煩わしく感じられます。でも、多少静かであれば、鳥の鳴き声がよく聞こえてきます。不思議なのは、車の騒音は煩わしいのに、鳥の鳴き声は煩わしくありません。そういうのを聴きながら瞑想をすると、心地良いように思います。

 

また、色彩の変化を視覚的に感じる事です。朝は徐々に太陽が上がってきて、壁に反射する光による色彩が変化してきます。そういう色彩の変化に気付きながら瞑想をするのは案外良いものだと思います。壁でなくても、街の景色は色彩が多様とも言えるので、それが太陽の光とともに変わっていく様子を眺めるのも良いと思います。

 

もうひとつ、色彩という意味では、雲を眺める事です。空が青いとなお良いです。雲はゆっくりと流れていく様子が目で見て分かりやすいですし、微妙に変化し続けています。同じ形の雲はありませんから、そういう事も思いながら流れる雲を眺めていると、心が落ち着いてくる感じがあります。遠くを見る感じも、いつもスマホなど近いものばかり見ている目にとって優しい感じがして、そういうのも良いと思います。

 

音と色彩と来ると、もう一つは触覚というか、鼻で感じる空気の冷たさでしょうか。寒い朝は空気が冷たいですから、鼻でそれを凄く感じます。でも、意識が鼻の呼吸にも向けやすいですし、朝の外の空気は新鮮に感じられます。

 

そんな感じでしょうか。少なくとも、仕事の事など今考えてなくても良い雑念を囚われながら瞑想するより、意識的に外の自然、音や色彩、冷たい空気を、耳や目、鼻で感じる方が良いと思います。

 

最近は、脳疲労が問題になっていますし、こうやって一日に少しでも頭を休ませて、五感で感じる瞑想をやってみるのも良いと思います。