毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

漠然とした不安感。サリエンス・ネットワーク・瞑想・世界観の構築

人生、上手くいっていると感じている人も、感じていない人も、未来の事について漠然と不安だったりしませんか。私は、すぐ不安になります。というか、不安という感情に陥りやすいです。調子のよい時は特に不安のない毎日を過ごしていますが、体調のバイオリズムの変化か、双極性障害気味な傾向からか、漠然とした不安の日々を送るときもあります。

 

この”漠然とした不安”というものに対して、私も色々と苛まれてきたので、今回は、そのような時にどう対処するのが良いのか、というお話をしたいと思います。今すぐ不安感を軽減させたい場合と長期的に不安感を軽減させたい場合に分けてお話しします。

 

今すぐ不安感を軽減したい時は、その場で立ち止まって、瞑想をするように落ち着いて、そして、内省する事でしょうか。私は基本的に、瞑想するときと同じく、呼吸を整えるところから始めます。目を閉じても良いと思います。不安感に捕らわれているときは、だいたい我を失っているような状態になっています。脳内で、不安に基づくサインが鳴り響いていますから、それに注意が引っ張られていて、自分が不安になっているという状態に気付けていません。だから、まず、その状態に気付くために、目を閉じて呼吸に集中して、落ち着きます。この脳のモードをサリエンス・ネットワーク(SN)と言うようですが、SNの脳モードにして、自分が不安になっている状態、感じている事を、観るのです。そうすると、不安感が軽減し、消え去ります。不安感が強い時は、我を失って、心に余裕がない時です。だから、SNの脳モードを意識して、内省する事が良いと思います。

 

長期的に不安感を軽減させたい時ですが、これに対する対策もやはり瞑想です。上でやったようなSNの脳モードでの内省をいつでもできるように、瞑想を習慣にすることです。瞑想を習慣にすると、SNの脳モードになる習慣が身につきますから、いつ不安になっても対処できます。また、瞑想の取り組みにより、いつも自分の不安と向き合っていますから、どのような時に不安になるのか、どのような事で自分は不安になるのか、わかってきます。そうする事で、不安にならないように普段から思考したり、行動したりできるようになってきます。

 

そして、自分が持つ世界に対する認知を改善していく事です。基本的に人間は、世の中、実社会に対して、直接相対する事はできません。幼い子供が、世の中や世界がどうなっているのか分からず、どう生きていけばよいか分からないように、人間自体がそもそも分からないです。基本的には不安の原因は、”分からない”という事だと思います。未来に対する漠然とした不安は、これからどう生きていったらよいか”分からない”という不安だと思います。それは、人間として普通の事です。

 

私は、ユクスキュルの「環世界」という概念は好きなのですが、動物や昆虫と同じく、世界に対しては、自分の感覚に基づいて認識しています。それによってとらえた事、情報も含めて、自分で世界を構築しています。つまり、人間は、自分の構築した世界を通して、間接的に、実世界と相対しています。ですから、自分で創り上げた世界観を、ある意味、より正しく構築しなおすことが、不安を軽減していく事につながります。現実的な不安の元が完全に無くなる事はいつだってありません。いつ戦争になるのか、災害が起こるのか分かりません。でも、自分なりに、世界を知って、自分を知って、世界観を構築する事によって、「何か起きたらこうする」というように、現実に対処する能力が身につくと思います。その事が安心感につながって、不安感が軽減していきます。自分の世界観の構築は、今日明日に出来るものではありません。本を読んで勉強したり、メディアからの情報に正しく触れたり、人から直接聞いても良いと思います。

 

私の場合は、基本的に人類のたどってきた歴史や積み上げてきたものを信じているので、歴史を学ぶことを基本にしています。歴史には広く、哲学史や政治史、政治史などの〇〇史が含まれます。科学一般、社会学なども役に立ちます。自分なりの世界観の構築には時間がかかります。だから、普段からやっておくことが良いと思います。毎日勉強という習慣は不安を軽減する方法と言えます。

 

漠然とした不安感は、本当に煩わしく、暗い気持ちになり、生きていく事も困難にします。でも、それは人間の性質として普通の事です。不安感は、瞑想のように落ち着いてSNの脳モードで自分を内省する事で軽減できますし、瞑想の習慣や自分なりの世界観の構築によっても長期的に軽減できます。でも、不安感は、一方で、大切な自分の内部からのサインです。むしろ不安感と向き合って乗り越えていく、そういう作業がとても重要だと思います。