毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

つらさの感覚に縛られる。マインドフルネスで認知を修正する。

何気ない事で、日々自分のつらい過去や今のつらさ、未来に予測される不安や辛さに苛まれるという事はあると思います。今考えてもしょうがないと分かっていても、それに捕らわれてしまって、その事でさらにネガティブな感情に陥ってよりつらくなっていく…。

 

そういう時はやっぱりマインドフルネスな瞑想が良い。そういうお話です。

 

私は、時折朝からつらく感じる事があります。未来の不安に対しての事もあるし、最近の事に対しての事もあります。色んな種類のものがあります。でも、それらのつらさに振り回されていても、それでそのつらさを解決する事にはならないし、むしろその事をいますぐ無理に解決しようとせずに、冷静にその事実を受け止めて、時間をかけて、解決していった方が良いと思っています。また、そのつらさに振り回されて生活が不安定になるくらいなら、むしろその事から気をそらせて、元気になってから、気力のある時にゆっくりと対処した方が良いように思うくらいです。日々あまりにつらい感覚に振り回されていると日常を上手く回せていけず、結果的につらさが一向に軽減していったり解決に向かったりしていかないからです。

 

私は普段から毎朝瞑想に10分程度取り組んでいます。もうすぐ5か月継続したことになりますが、瞑想をする習慣が身についたように思います。朝は会社に行く前の時間なので相変わらず散漫で雑念が多いですが、心を落ち着かせようとする癖はついたように思います。

 

決まった朝の時間だけではなく、必要だと思ったときは、すぐにどこでも呼吸に集中して数分でもやるようにしています。

 

瞑想では、呼吸を利用しながら心を落ち着かせるようにします。そして、つらさの感覚を客観的に冷静に観る、気付くようにしています。そういう、自分の感覚や感情を客観的に観る姿勢が、とても重要です。マインドフルネスは、心が凄く落ち着いていて、自分の感覚、感情、状態を、冷静に注意を向けている状態です。ぼんやりしているのではなく、冷静に集中できています。その脳の状態を、サリエンス・ネットワーク(SN)と呼ぶようです。通常の無意識の状態は、デフォルトモード・ネットワーク(DMN)と呼ばれていて、つらさの感覚があるときは、無意識にそのつらさに捕らわれているような状態です。ですから、そのつらい状態を放置せず、脳をSNの状態にして、客観的に気付くようにするという事です。

 

そのように、客観的に自分のつらさの感覚に向き合えれば、そのつらさを少しは受け止める事ができます。そして、この辛さの感覚に対して、その原因を認識したり、対処する方法を冷静に考えたり、今は対処は難しいから時間をおいて別に時間に考えようと決めたり、など、意識的に認識し判断する事ができます。こういうモードをセントラル・エグゼクティブモード(CEN)と呼ぶようです。

 

マインドフルネスな状態はSNの脳モードに相当し、このような対処を落ち着いてしやすい状態です。マインドフルな状態に持っていく事で、自分のメタ認知を高めて、自己理解を進める事ができます。そうやって、つらさの感覚による認知を上手く修正していければ、つらさに振り回されずに落ち着いてやっていけるようになります。

 

つらさの感覚にとらわれると本当に煩わしく、より良い判断が出来ず、上手く生きていけません。なので、瞑想などを取り組む事によってマインドフルネスな状態をいつも作れるようにして、自分の認知を修正していく。そうしていく事で自分の人生を、少しずつ進めていく事が出来ると思います。