この一週間を振り返って、自分にとって良かった事、上手くいった事、色んなポジティブな事について思い出す。大事な習慣だと思います。
日々忙しい事にずっと振り回されたままでいると、頭はどちらかというと、ネガティブな方に引っ張られます。ただでさえ、ネガティブな事が起こると、その事に強く引き付けられるわけですから、意識的にポジティブな事を思い出すようにしなかったら、まるで平均的にネガティブな事ばかりだと認知してしまいます。ポジティブな事もいっぱいあるわけですから、勿体ない事です。
良かったというのは、だいたい感情や気分が良かったという体験だったりするので、そういう事は形として残らない。形として残らないから忘れやすく、意識しないと無かった事に自分の中で勝手にしてしまう。それではよくありません。ちゃんと良かった気分や感情の動きも思い出すようにした方が良いと思います。
人間は感情や気分の中を生きていますから、そのような体験はとても大事です。
さらに言えば、心のちょっとした動きこそが大事なわけですから、そのような事はちゃんと記憶として呼び起こした方が良いわけです。自分自身の日々の生活が、確かなものとして感じられるはずです。
このような心の動き、確かな感覚、大事です。
そして、心の動きは大きくないといけない事なんてありません。ちょっとした動きで十分です。十分心地よかったはずです。小さな心の動き、小さな喜び、小さな良かった事、そういった事がほんの少しあったという記憶、体験がとても大事です。
きっと、そのような些細な喜びの体験が、日々を生き抜くのに力を与えてくれているはずです。それだけで、実際、力強く生きていけます。
このように振り返る事で、今まで自分がそんな事で、喜びを感じるなんて知らなかった、ポジティブな心の動きをするなんて知らなかった、と思うかもしれません。それらを振り返る事で、自分の新しい面を客観的に知る事が出来ます。このような、自分に対する客観的な認識、客観的な理解も大事です。
自分が、どのような事で喜びを感じるのか、ポジティブに感じるのか、を知れば、今後自分がどのような事を大切に生きていったらいいのか、より分かるようになります。それは、自分をとても生きやすくします。
だから、一週間くらいのペースで十分なので、自分に起こっている良かった事、嬉しかった事を振り返る。そういう習慣はとても大事です。それによって、より力強く、また、喜びをより感じながら生きていけるようになります。
