毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

不安や焦り、イライラに任せない。積極的に安心や信頼を自ら獲得し、育む。

人は、不安になり、焦り、イライラする、そういう生き物です。それは、自然な事です。人として自然な事です。

 

ですが、人はそのような自然に任せて生きなくてもいいんです。むしろ、積極的に、そのようでないように生きていいんです。というより、そうでないように生きるべきです。

 

確かに、人は容易に不安を感じ、焦り、イライラします。周りに反応して、いつでもどこでもそうなります。動物ですからしょうがない事です。他の哺乳類もみんな、同じように、容易に、反応してしまいます。不安や焦りやイライラは人間特有かもしれませんが、そのように反応するのは同じです。

 

ですが、人間はそれに抗う事が出来ます。それを避ける事が出来ます。

 

不安を軽減し、焦りやイライラを抑える。そのような事は人間には出来ます。それらの感情を上手く静めて、冷静さを獲得して、安心を得る。これは、自然に任せた行為ではなく、積極的な行為です。能動的な行為です。知恵ある行為です。

 

そのような積極的な行為により、自分の内側に安心感を作ります。心の穏やかさを作り出します。そして、自分に対する信頼や周りに対する信頼を獲得します。

 

そのように、安心や信頼は自らの積極的な行為によって生まれます。そのような事は、意識的にやっていく必要があります。

 

それが無ければ、人はずっと不安で、ずっと焦っていて、ずっとイライラしています。周りを恐れ、信頼せず、心は閉じたままです。

 

逆に、意識的に、安心感や信頼感を獲得していく事によって、自分に対しても周りに対してもこの世界に対しても、この大地や自然、地球に対しても安心や信頼を獲得していきます。

 

人類はそのようにして、安心や信頼を自分から世界に対して獲得して育んできたと言えます。そのようにして生きてきた事が、現代の人類の安心や信頼を築いてきた事につながり、それを根本にしてここに立っているわけです。

 

この作業は自然にそうなったのではありません。いつの時代も、今でも、そうやって人は立っています。自ら不安や焦りやイライラを静め、安心や信頼を獲得して、今ここに立てています。

 

だから、不安や焦り、イライラはいつもそばにあり、それは確かに自然な事ですが、それをそのままにしておく必要はないのです。むしろ積極的に対処していくのです。安心感を自らに作り、信頼も獲得し、そして少しずつ増やして大きくして育んでいくのです。それが人間の生き方であり、人類の生き方です。今立っている大地は安心であり、信頼です。