毎日の習慣や哲学の実践をつづる40代ブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けている40代です。

自分の思考で膨らむ不安。音楽を聴いたり歌ったりして安心を感じる。

人には色んな不安があると思います。不安を感じるのは自分であり、自分の身体なわけですが、身体が不安を感じるのには理由があります。そのひとつは、自分を守る為です。自分にとって安全、安心ではない場合、自分自身が不安というサインを感じる事によって、その事態に対処して回避する、というわけです。

 

ポリヴェーガル理論では、進化の古い方から、魚や爬虫類などにもみられる無髄の迷走神経、有髄の交感神経、哺乳類に主に見られる有髄の迷走神経に注目しています。無髄の迷走神経は、死んだふりや鬱など、身の危険を感じたときに自分の身体を「不動化」する仕組みを持っています。交感神経は、闘争逃走反応のように、危険に対して戦うもしくは逃げる「可動化」の仕組みを持っています。哺乳類に見られる有髄の迷走神経は、不安に対して、表情や声や身振りによって安全、安心を確認し合う「社会交流」の仕組みを持っています。

 

より強い危険や不安に対して、古い神経系が強く反応するので、安全で安心の状態を確保する事がとにかく大事です。

 

また、危険や不安に対する抑制に関しては、まず、有髄の迷走神経によって表情や声などを使って抑制する事ができます。それでも抑制できない場合は、もしくは、それより強い危険を無意識に感じた場合は、交感神経が発動して不安要因を抑制しようとして、それでも抑制場合は、進化的に古い無髄の迷走神経が、自分を鬱状態にしたり固まったりして回避しようとします。抑制機能の順番はそのような感じです。

 

なので、日常的には、最初の有髄の迷走神経系で不安を抑制出来ていると、比較的不安に対処しながら過ごす事が出来るように思います。

 

また、日常では、自分の思考によって不安を膨らませる場合があります。この不安に対しても身体は反応するので、不安が増大すると、交感神経や無髄の迷走神経が対処しようとします。なので、出来るだけ、自ら不安を膨らませない事が大切だと思います。

 

有髄の迷走神経系は、心臓や顔、喉などとつながっていて、その為に表情や声に関係しています。なので、例えば、歌を歌うといった行為は、不安を和らげる良い方法だと考えられます。自分にとって心地よい音楽をかけて、それを聴きながら、それに合わせて歌を歌ったりハミングしたりすると、音楽を耳で聴く行為と、喉で声を発する行為と、身体で音楽を感じる行為とが共鳴するように合わさって、身体が不安を抑制して安心を感じるようになります。

 

そういうわけで、日常的に不安は色々ありますが、自分の思考によって不安が膨らむ場合があって、それによって鬱っぽくなったり疲れたりします。人には能動的な有髄の迷走神経系の機能があるので、心地良い音楽を聴いたり、合わせて歌ったりするといった、音楽療法のような効果によって、不安を和らげて安心を感じる事が出来ます。そういう事を日々暮らしの中に入れていくと、不安を和らげながら快適に生きていけるように思います。