毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

たった1つの事をやればいい。それだけで状況は変わり、自分自身も変わります。

1日1つやる。たくさんやる事が目の前にあるかもしれないけど、とにかく1つやるんです。そうすれば、状況が変わります。

 

仮に、やらないといけないと思っている事が100個あったとして、この100個をどうにかして片付けないといけないと悩んでいるとしても、実際には、1個だけ手を付けて、1個だけ物事を進めたらいいんです。100引く1で99個やる事が残っているから、ほとんど状況は変わっていないと思うかもしれませんが、実際はそうではありません。その1個が片付いただけで、状況は変わるのです。

 

常に、状況は流動的です。事態は常に変化しています。見方を変えれば、自分の状況を取り囲むものは常に100個あるわけで、それらに手を付けて片付けても片付けても、やる事は常に100個あるわけです。ものの見方によってはそうなります。

 

諸行無常の世界ですから、世界は常に移ろっています。常に事態は流動的に変化し続けています。ですから、自分が今できる事をたった1つでいいからやればいいんです。それだけで十分です。

 

ポイントは、自分を取り囲む、もしくは、自分の目の前にあるたくさんのものをいかに処理して片付けていくか、たくさんの物事を進めていくか、ではないんです。ポイントは、自分の出来る事を1つずつ進めていって、自分自身が変わっていくという事です。自分自身は、いつでも変わります。自分自身は変化に富んでいます。ですから、1つ物事に手をつけて、その事で変化する自分自身に注目する事です。いかに自分自身が変化したかが分かります。

 

主体ある自分にこだわり過ぎて、主体としての自分の周りを変えていく事に必死になり過ぎているのかもしれません。主体としての自分なんか気にせず、いつでもその主体としての自分を変更して変えていく意識が大事です。その意味では、自分自身にそんなにこだわらなくてもいいんです。

 

諸法無我とはそういうものかもしれません。自分自身を含めて、世の中のありとあらゆるものに実体というものはありません。本質というものもありません。ただ、因縁によって変化し続ける世界があるだけであって、それは自分自身も同じ事です。上手く世界に身をゆだねて、変わっていく自分を楽しんだらいいんです。

 

自分自身は100個ものやる事に囲まれています。そう感じます。ですが、100個全部やる必要はありません。1個で十分です。1つ物事を進めて、それで大きく状況は変わります。自分自身も変わります。諸行無常の世界にあって、諸法無我の境地に至る。とても大事な事です。