毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

自分を形作っている「縁」を変える事でパフォーマンスを上げる。

世の中には凄く元気な人がいます。睡眠時間が短くてもずっと動ける人とか、仕事でも仕事ではない事でも高いパフォーマンスで色んな事が出来る人とか。スーパーマンみたいな人です。

 

一方で、凄く疲れやすく、パフォーマンスが全然出せていない人もたくさんいます。人って、どうしてこうも違うんだろうと不思議に思ったりします。

 

人にはそれぞれ生まれ持ったものがあって、それによって人それぞれのパフォーマンスは決まっている。そのような考え方があります。環境より遺伝みたいな話もそれに通ずるのかもしれません。または、「蛙の子は蛙」みたいな話もその一種なのかもしれません。

 

でも、私が思うのは、その意味では、遺伝より環境というのに方向性としては近いのですが、ちょっとした「ボタンの掛け違い」みたいなもので、誰にでも高いパフォーマンスは発揮する可能性はあるのではないかと思っています。

 

私は諸法無我的な考え方が好きで、ほぼそれと同じ事を言っていますが、人は色んな縁から出来ています。それを仏教では縁起と言っています。縁起とは、原因というような意味で、人は様々な原因や関係性から出来ていて、永遠に変わらない本質を持つ自分という実体は無いという事です。諸法無我です。

 

ずっと上手く言っていないと思うなら、今の自分を形作っている何かをやめてみたらいいと思います。その何かという良くない縁を切ってしまうという事です。良くない縁は、良くないパターンを作り出してしまいますから、それが無くなれば、そのパターンが失われて良いパターンに変わっていく可能性があります。

 

人は、あらゆるものから成った縁の断片の集合体みたいなものですから、あらゆる縁の断片のうちのひとつでもふたつでも取り除いてやれば、その事によって自分という集合体の形は変わっていきます。

 

縁とは自分自身を成り立たせている全てです。何の縁を変えたっていいんです。捨てたっていいんです。それによって自分自身は変わります。自分を作っているパターンが変わります。

 

自分のパターンを決めている大きな部分の縁を断ち切ってもいいし、小さな部分の縁を断ち切ってもいいんです。それによって自分は変わります。また、違う縁を加えてもいいんです。それが自分を変えるきっかけにもなるし、新たな縁を生んで、その事がさらに自分を変えるきっかけにもなります。

 

そのようにして、縁を変えていく事によって、疲れやすい自分やパフォーマンスの出ない自分を変える事が出来ます。自分を信じて、縁を上手く使って生きていくのが良いと思います。