毎日の習慣や哲学の実践をつづるブログ

毎日の習慣、考えている事、実践について、基本哲学好きとして、とにかく書き続けています。

「人と会う」事は仕事の目的。

会社は仕事をする為に行くところであって、人と会うために行っているところではない。そういう考え方もあるかもしれません。確かに仕事の目的は何かというと、それは自分自身が人と会う事そのものではありません。

 

ですが、「人と会う」というのは、人間社会を形成する基本的な事です。人と会うことなしに人間社会は形成されませんし、会社は成立しません。組織も成立しません。まずは、人が人と会う、そこからだと思います。会社に行く目的は「人と会う」。人によってはそれもありなのではないかと思います。

 

現代では、インターネットがあるので、人と直接会わなくても、コミュニケーションを取る事は出来ます。そういう意味での「人と会う」というのもあります。そういう意味で、人と直接会わない形での「人と会う」というのでも良いと思います。そして、直接「人と会う」というのも良いと思います。

 

会社の性質上、まず会社という箱があって、そこに組織があって、そこに社員が割り当てられる、そうやって紙の上で分かりやすい形で人の配置が決められて、人と会うという事もあるかもしれません。そんな形式的な人と寄せ集めだとしても、人は人とそこで会うわけで、人と会う事で何かが始まります。人と会うという事が、人間社会のはじまり、会社のはじまり、組織のはじまり、だとするなら、どのような形であれ、人と会う事が出来ます。人と会う事さえできれば、何かをはじめられます。仕事ももちろん成立します。

 

諸法無我という観点から考えると、世界のありとあらゆるものはそれ自身だけで成立しているものはありません。人間社会の中に仕事というものが存在しているなら、仕事は人間に関わる要素無しに存在し得ません。仕事に関わるありとあらゆるものがあってはじめて、仕事は成り立ちます。「人と会う」という要素もそのひとつです。

 

仕事の目的を考えるのが難しい場合、そのひとつとして、「人と会う」という事もその目的と言えるように思います。逆に言えば、仕事を成り立たせる要素に、「人と会う」という要素がなかったら、何か仕事は成り立たないように思います。

 

「人と会う」という事が実は好きだとしたら、それが仕事をする目的にしても良いように思います。それが、仕事を十分成り立たせます。仕事に寄与し、仕事を進める原動力になります。

 

「人と会う」事は仕事の目的なのか。それは、目的のひとつと言えます。「人と会う」という事が好きで、人と会うという事が得意なら、それは仕事に寄与し、力になります。「人と会う」事は人間社会の基本であり、会社の基本です。